準決勝で惨敗したとはいえ、第1試合、第2試合はいわゆる錦織劇場を展開してくれました。第1試合ではあっさり第1セットを取られてそのまま終わりかと思いましたが、第2セットで元気を取り戻してセットを奪い、第3セットは相手のイラつきをうまく使ってそのまま勝ち取りました。
第2試合ではエアKショットとドロップショットを交えた見事な試合運びで簡単に第1セットを取りましたが、気持ちを切り替えてハードショットをきっちり打ち返してくるようになったハーバティに惑わされ、今度は簡単に第2セットを落としてしまいました。しかし第3セットではそのままの流れにはならず、お互いキープの緊張した試合となりました。ブレークに成功した錦織選手がその次のゲームをきっちりと取って勝利を収めました。それぞれの試合の時の心境は記者会見で語っています。
どちらも逆転劇となり、ハラハラドキドキと見どころのある試合となりました。負けそうにな場面でも気持ちを切り替えて集中力を発揮し、最後はきっちり勝ってくれました。ドラマティックな展開で最後は勝つ、こんなに観客を楽しませる試合はないのではないでしょうか。彼の場合こういう試合パターンがけっこう多いようで、これが錦織選手の人気が高い理由かなと思いました。このような精神の持って行き方はテニス以外にも通じるところがあります。私も困難にぶつかっても諦めずに最後までやりぬこう、という気持ちになりました。
やっぱりザ・ジャンピングジャパニーズ。サーブもショットも飛んでます!
さて、ひざの気になる錦織選手は、休憩中にトレーナーを何回呼んだでしょうか?
トレーナーにテープを巻いてもらった後は、急に元気を取り戻したかのようでした。
フルセットまで戦った錦織選手、トイレ休憩は取ったでしょうか?
試合が終わった後にキャップを取って髪に手をやるのはいつものことですね。
勝った後のインタビューにハキハキと応える錦織選手。インタビュアーはストックホルムOP優勝経験もあるトーマス・エンクヴィスト氏。試合後には余興としてボールキッズたちとの打ち合いも披露。試合中とは違ったリラックスした表情がいいですね。
準決勝ではちょっと凹んだ様子も。でも最後まで健闘してくれました。
試合お疲れ様でした。最後はちょっとガックリきちゃったかも。でもひざが悪い中でもベスト4まで残れたことは自信になったという言葉は本当ですね。話題のマスコットはストックホルムにも連れてきてくれていました!
photo by Peter Bruselid