オーレ・エクセル・アニメーションのウェブサイト

オーレ・エクセル・アニメーションのサイト「Olle Eksell in Motion」がオープンしました。ただいま東京メトロポリタンテレビにて好評放映中のショートアニメーション。半世紀を経て、オーレ・エクセルのイラストレーションに命が吹き込まれました。

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オーレ・エクセルのショートアニメーション、新春から放映開始 Olle Eksell short animation on air!

ついにオーレ・エクセル氏のイラストがアニメーションとして息を吹き返しました。
オーレ・エクセル氏学生時代からの未発表のイラストを中心に、著名アニメーターとピアニストのコラボレーションによるアニメーションがソニーミュージックから公開されます。世に出ることのなかった作品の中にもすばらしいものがあり、エクセル氏亡き後も、ご夫人のルーセルさんが莫大な量の作品を守り続けています。昔からオーレ・エクセルのファンであったというアニメーター、マックス・ワイントラウプと、エクセル氏のご自宅を訪ねてイマジネーションを膨らませたピアニスト、木原健太郎と自身のバンドによるジャズを彷彿させる音楽を加え、アニメーションと音楽とが見事な調和を見せています。「オーレも天国で喜んでいることでしょう」というルーセル夫人の絶賛をいただき、1月2日より毎週土曜日、23:22-23:30にMXテレビで放映開始です。詳細は下記のファイルをご覧下さい。
Olle Eksell in Motion 日本語
Olle Eksell in Motion English

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トナカイの角にいろいろな鳥がいるイラストは、クリスマスブックのアイデア

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スウェーデン語、ドイツ語、英語、フランス語で「鳥」と描かれたオリジナルイラスト

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マゼッティのパッケージ用イラスト(試作)

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マゼッティのクリスマスカード

幻のデザインがカップ&ソーサーに Cup & Sauser of Mazetti Avanti

昔からオーレ・エクセルのファンであった、デザインマネージメントを手がける柳本氏のGlyphがデザインした、マゼッティチョコレートボックスAvantiのカップ&ソーサーです。

Glyphはオーレさんのすばらしさを熟知しており、どのデザインが優れているかをよく知っています。そんなGlyphが選んだのは、やはりいちばん脂の乗っていたマゼッティ時代の仕事です。たった2年間、そして今はココアアイズしか残っていないオーレさんが手がけたマゼッティの痕跡。オーレさんの傑作のひとつである幻のチョコレートボックスのデザインをカップ&ソーサーに採用しました。同封の日本語リーフレットには、オーレさんの作品について写真付きの解説があります。

北欧雑貨よりお買い求めいただけます。
オーレ・エクセル、カップ&ソーサー

マゼッティのチョコレート Chocolate box from Mazetti

オーレさんがいちばん脂に乗っていた時代が「マゼッティ」仕事していたときです。1956年から1958年と短かったのですが、コーポレーション・アイデンティティを任されて、とても楽しく充実した期間だったそうです。

その時代にマゼッティのためにデザインしたチョコレートAvantiは、中身もパッケージも全てオーレさんが手がけました。ひとつひとつが異なるデザインで、まるで手づくりのようなチョコレートパッケージ。期間限定の幻のデザインとなりましたが、化石化した当時のチョコレートが、今でもオーレさん宅に保管されています。こんなチョコレートが、今また作られたら素敵ですね。食べるのがもったいなくなりそうです。(実際オーレさんが直接送ったお友達は、食べるのがもったいなくて、しばらく飾っていたそうです)

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オーレ・エクセルとは? About Olle Eksell

オーレ・エクセルは1918年にスウェーデンのダーラナ地方で生まれました。子供のころから広告の仕事に憧れていたオーレは、1939年に開校したばかりの広告スクールに直接押しかけて入学を頼みこみました。まだ20歳そこそこのオーレはお金を稼ぐために、ストックホルムの有名な場所をモチーフにしたポストカードを描きました。商品化されることのなかったそのカードは、60年後の1999年にストックホルムとマルメで大きな個展が開催されたのをきっかけに、やっとポストカードとして世に出ることとなりました。60年前と現代のストックホルムがほとんど変わっていないという証明にもなる貴重なイラストです。第二次世界大戦直後の1946年にはルーセル夫人とともにロサンジェルスに渡り、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインで1年間学びました。戦後に大西洋を渡ることは大きなチャレンジで、スウェーデンよりも近代化の進ん でいたアメリカで学んだことは、後の彼のデザインや考え方にも多くの影響を与えました。

オーレ・エクセルの名を世に広めるきっかけになったのは、チョコレート企業マゼッティ(現ファッツェル)の「ココアアイズ」です。マゼッティは、良い品質を意味する目のロゴを、当時の具象的なデザインから一新するために1956年にコンペを行いました。このコンペに優勝して、新しいマゼッティのロゴを世の中に印象づけたのがオーレのピクトグラム化されたココアアイズです。その後オーレはマゼッティのデザインプログラムを全て任されることとなり、40以上のパッケージデザイン、名刺、社内用紙や便箋を手がけました。オーレの仕事はスウェーデンで初めての近代的なCI(コーポレートアイデンティティ)となり、 マゼッティの知名度を高めることに一役買いました。オーレがアメリカで学んだ「優れたデザインは企業イメージを高め経済効果を生む」という考え方は、マゼッティの知名度を上げたことで証明されたのです。

オーレはジャーナリストとしての才能も発揮しています。デザインという仕事が経済効果をもたらす質の高いアートであることを唱えたかったオーレは、自身の経験を結集して1964年に「Design=Ekonomi」という書籍を出版しました。「Corporate Design Programs」として英訳も出版され、国際的にもデザインの教材としての名を馳せました。1999年には自伝的内容の「Mina Ogonblick」、グラフィックデザイン解説書「Formulerat」、作品集「Typiska arbeten」、「Design=Ekonomi」の再版が同時発売されました。1999年にはスウェーデンのマルメとストックホルムで個展が開催されました。

その後、目を悪くされたオーレは、自宅で夫人と過ごすことが多くなりました。病院への入退院を繰り返していたオーレは、ストックホルムの病院で2007年4月11日に89歳で永眠されました。

スウェーデン・グラフィック界の巨匠オーレ・エクセル Swedish Graphic Designer, Olle Eksell

当サイトはスウェーデンのデザインを主にご紹介していますが、中でも名指しでご紹介したいデザイナーさんが何人かいらしゃいます。その筆頭が「オーレ・エクセル」氏です。すでに故人ですが、彼が今のスウェーデンデザイン界に残したものは計り知れないのです。オーレさんは日本での注目を高めていますので、当サイトではオーレ・エクセルのカテゴリーを作り、これからも引き続きご紹介していきます。

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マゼッティのココア缶

オーレ・エクセル氏の軌跡
ミッドセンチュリー時代に活躍し、スウェーデンのグラフィック界をひっぱってこられたオーレ・エクセル氏。スウェーデン国内ではすでに過去の人であまり取り上げられることはありませんが、彼の残した業績は計り知れません。オーレ・エクセル氏については、スウェーデンよりも海外での評価の方が高いのかもしれません。それは日本も同様で、最近日本での注目度も高まっています。彼のやってきたことは、今のスウェーデンのデザインが国際的に認められ、デザインは経済効果を高めるという考え方が一般的になる先駆けとなりました。日本のデザイン界もオーレさんに学ぶことがありそうですが、それよりなにより、オーレさんのかわいらしいイラストは、フッとした笑いを誘い、心を和ませてくれます。そんなオーレさんのイラストを、たくさんの方にご紹介できればと思っております。

私は2006年に出版された日本語版オーレ・エクセルの本の制作に携わり、それをきっかけにオーレさんに初めてお会いしました。すでに目の見えなくなっていたオーレさんを支えていたルーセル夫人の献身的な姿が印象的でした。その時ご自宅で目にした大量の未発表の作品と、それをきちんと保管してらっしゃるご夫人を前に、この宝の山をこのままにしておいていいのかと真剣に思いました。スウェーデンのポール・ランドと言われる才能をお持ちのオーレさんでしたが、ビジネスとしてはあまり成功されなかったと言います。お金に無頓着で、ギャラが入ると旅行に出かけ、お金がなくなると帰ってきたそうです。自分の好きなように暮らしていたからこそ、あれほどの夢のあるアイデアが次々と浮かんできたのでしょう。

2007年4月11日に89歳で永眠されたオーレさんは、目を悪くされた頃から現役を引退し、生涯のパートナーであるルーセル夫人とともに静かに暮らしておられました。オーレさんが亡くなった後、ルーセル夫人はできるだけオーレさんの作品を世の中に発表したいと考えておられます。特にピエブックスの本がオーレさん生前の最後の作業になったこともあり、日本には強い関心を示していらっしゃいます。

近年では、Glyphの協力とスウェーデン大使館の協賛により、2008年に東京と京都でオーレ・エクセル展を開催いたしました。Glyphはオーレさんのイラストを使ったデザイン性の高い商品を発表し、日本国内で販売しています。オーレさんの軌跡をまとめたカタログも発行しています。
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