今週の木曜日、12月10日はノーベル賞の授賞式と晩餐会が開催される日です。平和賞はオスロで、それ以外はストックホルムです。今週から来週にかけてノーベルウィークとして受賞者の講演会など、ノーベル関係の催し物があります。授賞式と晩餐会の様子や、受賞者の講演は公式サイトからご覧いただけます。晩餐会のメニューとフラワーアレンジには毎年テーマがあり、10日の当日まで内密にされています。今年のテーマは何でしょうか。どうぞお楽しみに。
ノーベル賞公式サイト

Photo: Hans Mehlin

ノーベル賞のライブを見逃した方、映像がアップされていますので、お時間のある時にごゆっくりご覧下さい。益川教授の日本語講演もご覧いただけます。子供のころのお話など、正直でなかなか面白い内容です。
ノーベル賞受賞者の講演(ノーベル賞公式サイト)
小林誠・日本学術振興会理事
益川敏英・京都産業大教授(日本語での講演、英訳のスクリーン付き)
下村脩・米ボストン大名誉教授
「日本」という言葉を何度聞いたことでしょう。今年のノーベル賞は「日本」が注目されました。受賞者の4名が日本人なのですから当然かもしれません。家族も大勢引き連れて授賞式に参加されますので、着物姿の方が特に注目されていました。日本からのメディアも相当来ていたようで、スウェーデンではそれがとても注目されました。
授賞式では、日本人受賞者がメダルを授与する際の王立科学アカデミーの教授による謝辞が日本語でされました。通訳が入るわけではなく教授ら自らが、慣れない日本語で一生懸命話されたのです。スウェーデン語か英語で通すのが通例な授賞式では異例なことです。これは日本語講演にこだわった益川教授や日本人受賞者に配慮するものと思われますが、スウェーデン側の柔軟な対応に本当に感動しました。
日本人受賞者の人気は高く、インタビュアーが参列者の女性に「ノーベル賞受賞者とお話しはされましたか。日本の受賞者をダンスに誘ってはいかが?」などと聞いていました。会場は着物姿も見られ、ドレスチェックでもやはり「日本」という言葉が飛び交いました。
気になる晩餐会のフラワーアレンジメントはハートがいっぱいで、赤い花をメインにした「愛」あふれるアレンジでした。
ストックホルム市庁舎で行われるノーベル賞晩餐会の準備が着々と進んでいます。毎年秘密にされるディナーメニューとフラワーアレンジメントですが、テーマは「愛」とのこと。受賞者や参列者を驚かすためにも当日まで秘密にしている、とのことですが、今夜はいったいどんなサプライズがあるのでしょうか。スウェーデンTVで直前インタビューをしています。全てスウェーデン語です。
フラワーアレンジメントのインタビュー、グンナル・カイ氏
メニューのインタビュー シェフ、ステファン・エリクソン氏

講演に引き続き、ノーベル賞授賞式のライブもウェブキャストで放映されます。権威ある授賞式をライブでお楽しみ下さい。12月10日午後4時30分より、ストックホルムのコンサートホールにて開催されます。
Live webcast from Stockholm
ノーベル賞のイベントはスウェーデンTV(svt)が全てを放映します。
ノーベル賞授賞式1625-1800 晩餐会1845-2330
ノーベル賞のライブストリーミング
ノーベル賞関連のいろいろな映像も覧いただけます。詳しくはサイトをご覧下さい。
svtノーベル賞のサイト
今週はノーベル賞受賞者がストックホルムに集まり、講演会やイベントなどが各地で催されます。そしてノーベル賞の授賞式がいよいよ水曜日の12月10日に開催されます。
12月10日はアルフレッド・ノーベル(Alfred Nobel 1833~1896)が亡くなった日です。スウェーデンの科学者であるノーベルはダイナマイトを発明して莫大な財産を築きました。しかし財産を相続する家族がいなかったため、自分の財産を、スウェーデン人に限らず、世の中で最も価値のある業績に対して与えてほしいという遺書を残しました。その意思を継ぎ、1900年6月29日にノーベル賞の母体となるノーベル財団が設立されました。ノーベルの遺産は投資され、そこから得られる利子が賞金となります。授賞式はストックホルムのコンサートホールで、晩餐会は市庁舎で行われます。
授賞式と晩餐会は全てテレビで放映されます。注目は王妃やプリンセスたち、受賞者や参列者らの装いで、まるでワイドショーのようにドレスや着こなしが品評されます。また、当日まで秘密にされているディナーのメニューやフラワーアレンジの公開にも注目が集まります。テレビでは裏方の人々の裏話も放映され、一大イベントとしてその日は1日中話題が尽きません。

ノーベル賞の晩餐会に使われるテーブルセッティングは、90周年記念にあたる1991年に披露されたNobelシリーズで、スウェーデンデザインの老舗が勢ぞろいしました。テーブルウェアはRorstrand、グラスはOrrefors、カトラリーはGense、リネンはKlassbolsです。RorstrandのNobelテーブルウェアは北欧デザインオンラインで日本からでもご購入できます。
市庁舎の地下にあるレストランStadshuskallarenでは、その年に振舞われたディナーと全く同じメニューをいただくことができます。テーブルセッティングももちろんNobelシリーズ。最後に受賞者と同じメダル(チョコレート製)もいただけるので、ノーベル賞を受賞した気分が味わえるかもしれません。
日本人のノーベル賞受賞者の皆様がストックホルムに到着されました。グランドホテルに滞在し、12月10日の授賞式までは講演会やメディア対応など大忙しとなります。
ノーベル賞受賞者の講演会が12月7日から始まり、公式サイトが講演のライブ・ウェブキャストを放映します。Windows Media Playerにてご覧いただけます。ライブが終わった後は、ビデオがアップされます。
Nobel Lectures 2008, Live Webcasts
日本人ノーベル賞受賞者の講演は12月8日に予定されています。(日本時間はストックホルム時間プラス8時間) 受賞者の方々のお名前をクリックすると、ウェブキャストのサイトが開き、その時間に講演されているライブをご覧いただけます。益川教授は異例の日本語での講演を行う予定です。さすがに柔軟性のあるスウェーデンで、異例の英語以外の言語での講演に、刺激的なことと歓迎ムードだそうです。
日本人受賞者の講演は下記の予定で行われます。(場所:ストックホルム大学Aula Magna)
物理学賞講演
9:05-9:45 南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授(代理人Giovanni Jona-Lasinio)
9:45-10:25 小林誠・日本学術振興会理事
10:25-11:05 益川敏英・京都産業大教授(日本語での講演、英訳のスクリーン付き)
化学賞講演
12:30-13:10 下村脩・米ボストン大名誉教授