グンナル・カイさんがアレンジされたVIOLAに行ってまいりました。
まだまだ冬まっただ中のストックホルムですが、ここだけすでに春がやってきていました。雪解けで色彩の乏しい景色の中、黄色やパープルの色のはっきりしたパンジーやバイオレットがあたり一面に咲いています。アクセントのアレンジメントにはチューリップやフリージアが使われ、華やかさが際立っています。まるで活け花のように太い木がはっきりしたラインを描き、アレンジに力強さを与えています。
世界遺産でもあるドロットニング宮殿には、国王一家がお住まいです。18日のオープニングセレモニーにはシルビア王妃も参加するようで、華やかさがいっそう増しそうです。ここ宮殿シアターでは18世紀の衣装や家具が今でも使われています。アレンジにはところどころに衣装や家具もあしらわれ、パンジーたちを引き立てています。宮中でバイオレットが流行った時期もあったそうで、そこからインスピレーションされたコーナーでは、パープル色のドレスやバイオレットの香りを身につけていたお姫様たちが目の前にすわっているような感覚さえしてきました。
場所:Drottningholmens Slottsteater, Déjeunersalongen
日時:3月18日~22日 1000~1800
入場料:80sek