リサイクルショップのストックホルム・スタッヅミッションから、破棄されるような生地を使ったショッピングバッグが登場しました。デザイナーは泣く子も黙るCKR(Claesson Koivist Rune)。超有名なアーキテクトトリオが、このようなプロジェクトに参加すること自体ちょっと驚きましたが、そんなところも、きさくなスウェーデン人ならでは。
ストックホルム・スタッヅミッションはリサイクルショップとして、一般の人々が不用品を持ち寄り、それを販売することで利益を得ています。その利益は、ホームレスや経済的に苦しい学生らへの援助に使われています。不用品の中には捨てる以外にない生地も多く、その使い道に困っていました。そこでこのプロジェクトが始まったのです。その使命は、「捨てる以外に使い道のない生地を使うこと」「製作現場はホームレスなどが働ける場となること」「環境にやさしい製品であること」です。さすがはCKR、捨てられる生地が、ゼヒともほしくなるようなステキなバッグへと生まれ変わりました。スタッヅミッションでは、5月13日より40sekで販売されています。
スウェーデンでは、リサイクル施設や福祉関係にもデザイナーが介入し、デザインのよい製品を作るために一役買っているのです。カッコイイデザインは決して一部のトレンディーな人たちだけのものではありません。こういう姿勢は、ぜひ日本もまねてほしいです。