オロフソン産業大臣とメンバーである12社の女性起業家たち
大臣にインタビューを受けるニットデザイナーのエリカさん
エコがトレンドになって久しいですが、「エコ」とはいったい何なのでしょうか。ショップではエコと名のついた商品が最前列に並び、エコカフェ、エコTシャツ、エコバッグと、ちまたはエコであふれかえっています。あまりにエコばかりになると、エコに飽きて来てしまいます。しかし、いったい「エコ」の定義は何だろうと考えた時、その意味を分かっていない自分がいたりします。身体に良さそう、環境に良さそう、といったイメージだけがひとり歩きをし、エコと名がついていれば安心と思っている自分がいました。
そんな時、エコをテーマにした女性起業家のネットワークFootstepsのプレスリリースが開催されました。ニットの先生でもあり、自身もメンバーであるエリカさんに誘われて行ってみたところ、とっても感銘を受けました!エコとは何ぞやが理解できた気がします。エコとは、地球環境の全てが配慮されるべきことなのですね。自然を破壊しないこと、低賃金で労働させないことなどなど、その定義はさまざまです。商品の価格とは、そういった製造過程全てを考慮して決められるべきです。なぜ安い商品が生まれるのか、その裏には低賃金労働者がいることや、低品質の原材料があることに、私たちは気づくべきです。先進国の人々が安い商品を買いあさることは、低賃金の人々が犠牲になる意味も含まれています。
FootstepsのモットーはWin Win Winです!との言葉が印象的でした。
なぜエコに注目しているのか、との問いには、後20年後には、どの企業も地球環境のことを考えない訳にはいかなくなります、私たちの将来のためにも、自然や世界中の人々の環境を考慮することは、避けられないことなのです、とのこと。これからのビジネススタイルはこうあるべきですね。
副総理のオロフソン産業大臣も激励に訪れていました。やはり、将来的に注目されるビジネスモデルなのですね。しかもそのイニシャティブを取っているのが女性ということが、なんともうれしい限りです。スウェーデン人女性はたくましい!