「ブレーン12月号」にてスウェーデンの視察レポート

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ただいま発売中の広告誌「ブレーン12月号」では、9月に開催されたストックホルム視察「デジタルクリエイティブ in スウェーデン」の詳細レポートが掲載されています。訪問企業についての詳しいレポートからは、スウェーデンのクリエイティブがなぜ強いかの理由が読み取れます。強力なリーダーシップよりみんなで築き上げるチームワーク、メディア側がストーリーを作ってリードしていくのではなく、社会も消費者も含めてみんなで作り上げるストーリーテリングを目指す、ここにも「共有」の大切さが垣間見えます。

気候の厳しいスウェーデンで生き抜くために、バイキングの時代から続く、食べ物や飲み物を皆で共有するLagom(多くもなく少なくもない、ちょうどいいという意味)という精神。これは、茶道でいただく濃茶を皆で分け合う日本文化の考え方と全く同じです。日本でも得意としていた精神は、最近少し忘れかけられているのかもしれません。それを思い起こさせ、原点に戻ることができたという経験は、これからの新生日本で本質に忠実に生きて行くための指針になったのではないでしょうか。あまり難しく考える必要はなく、自分にとって何が心地いいのか、幸せに楽しく生きるために自分はどうしたいのか、結局はここに尽きるのではないかと思います。

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