SvD新聞によるストックホルムのベスト・セムラ

tosse

王位継承第2位のプリンセス・エステルの誕生で、セムラからプリンセスケーキにシフトしたかなと思いましたが、やはりこの季節はセムラ。SvD新聞によるストックホルムのベスト・セムラに選ばれたTösse Bagerietのセムラをいただいてみました。さすが王者の味で、パンの外側は香ばしく、中はしっとり柔らかく。アーモンドペーストも特別なスパイスやアーモンド粒が入っているようで、他のセムラとは異なる風味が。かなり満足な味でした。見た目はほとんど変わらないけれど、ベーカリーによって味の異なるセムラ。舌の肥えた審査員たちによる厳しい評価が下されています。6つ星満点の5つ星はTösse Bagerietだけ。とはいえ6つ星取れなかった理由は、見た目が普通すぎてスーパーのセムラみたいだからのようです。Tösse Bagerietは2月に歴史博物館で開催されたパン祭りでもベスト・セムラに選ばれ、間違いなしにストックホルム、ナンバーワンのセムラです。

スウェーデンはこういった1つの食べ物に対するこだわりが好きなようです。スウェーデンを代表するクネッケブレッドも、地方やお店によって異なる味を出して競い合っています。いろいろな風味や味のクネッケブレッドがあるというのは、スウェーデンに長く暮らさないと気がつきませんね。地方ではクネッケブレッド専門店を見つけたこともありました。スウェーデンの食べ物は派手さはありませんが、自分たちが大好きな食べ物へのこだわりはかなり強いようです。新しいものや変わったものより、伝統的なものが好きなようです。

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