スウェーデンでイケアPSの2012年コレクションのプレスリリースがありました。日本でも近々リリースがあるかと思いますが、イケアのプレスは各国によって対応が異なるようですので、日本のイケアは日本のプレス発表を見ていただくのがいいかと思います。
2012年のPSコレクションは、椅子、ソファ、棚、テーブル、照明、キャンドル、カーペット、クッションなどなど、46点の商品が19人のデザイナーによって手がけられました。
コンセプトは「昔のイケアカタログからインスピレーションを受けた新しい家具」です。イケアには60年以上の歴史があり、その間にさまざまなデザインが世に送られてきました。その時代のトレンドを取り入れた買い求めやすい価格の家具は、人々の暮らしに役立ってきました。昔と今の違いは、素材やリサイクルなど、よりさまざまなアイデアや可能性があることです。昔のデザインにインスピレーションを受け、現在手に入る良い素材を使った商品は、また新たな可能性を秘めています。どこか懐かしくモダンなデザインは、人々の注目を集めそうです。
中でも気になったデザインを2つご紹介しましょう。ただいま日本の保育園のインテリアデザインを手がけているウィスデザインが発表したTVキャビネットです。昔のイケアソファのカバーや、掛け布を使ったキャビネットからヒントを受け、キャビネットのドアの部分に布のようなデザインを取り入れています。トビラにところどころすきまがあるため、トビラを閉めていてもリモコンでの遠隔操作は問題ありません。
もう1つのデザインは、サラ・ファゲルによるカラーボックスです。PETプラスチックと竹を素材に使っています。昔のイケアの棚に使われていたカラーボックスからヒントを受けています。カラフルでサイズ違いのボックスは、いろいろな使い方ができそうです。
今回で7回目というイケアPSコレクション。デザイナーの家具は通常高価なのですが、イケアのおかげで著名デザイナーの家具を安く買えるのも大きな魅力です。