6月7日発売の花時間夏号では、スウェーデンの著名フラワーアーティストであるグンナル・カイさんのサマーハウスが特集されています。ノーベル賞晩餐会のフラワーアレンジを12年連続で手がけているグンナルさん。フラワーデザインのインスピレーションはサマーハウスのガーデンにあるそうです。サマーハウスの記事を書くことが決まったのは昨年の春のことです。いちばんいい季節にじっくりと時間を取ってサマーハウスを撮影取材し、ガーデンで育てている花々の名前を調べ、1年かかりの作業となりましたが、やっと記事として世に出ることに喜びを感じます。自然を壊すことのないような配慮を配り、刈り取った花や抜き取った雑草をコンポストにして土に還します。雨水をためて水やりに備え、石ひとつも無駄にしません。アレンジだけでなく、どのように花を育てて暮らしと関わっているか、そんなライフスタイルもご覧いただければうれしいです。楽天ブックスからご購入いただけます。
北欧のフラワーアーティストはデンマークのニコライ・バーグマンさんが有名で、本誌でも大きく扱われています。グンナルさんはニコライさんとの華やかなアレンジと異なり、ナチュラルで控えめなアレンジです。派手さはないけれど、どこか心が温まる思いやりの感じられるアレンジです。北欧雑貨との愛称も抜群なアレンジを、もっと日本にも紹介していきたいと思っています。