スウェーデンではティーンエイジャーですでに英語を上手に話します。小学3年生ごろから英語の授業が始まり、高校ではディスカッションのレベルになります。家のテレビやラジオで英語に触れる機会が多いので、自然と発音や言い回しが身に付いて行くようです。
日本国内では優秀なビジネスマンでも、英語が苦手な方は意外と多いようです。その場合、話している内容を読めば理解できるけれど聞き取れない、または聞き取りはできるけれど話せない、という方がほとんどのようです。英語として理解できているのに使えていないというのは本当にもったいないことです。これはちょっと訓練をすればすぐに使えるようになります。
語学学校の初級や中級のクラスで学ぶ場合、生徒は受け身になる傾向が高いです。先生の言う通りに学び、テキストに沿って習うという形が主流です。実はこの形では、いつまでたっても英語が上達しません。上達する早道は、自分から率先して学ぶ姿勢になった時です。自分がどうしても英語で話したい内容があり、それを一生懸命英語にして、相手に伝わるように話そうとする姿勢が大切です。自分にとって興味のあることで、どうしても相手に伝えたいという自主性があるので、その英文を早く覚えて身に付けることができます。
昔の話ですが、アメリカのESLのクラスで、日本語について説明する機会がありました。日本語を全く知らない人たちに説明するのはなかなか大変なことですが、面白いことでした。自分で英文を作り、先生に直してもらいながら正しい文章にして皆に説明していくうちに、その英文が自然と自分の言葉として発することができるようになっていきました。それまでの授業では身に付かなかったことが、自分で英文にして先生に直してもらった英文は、自分の言葉として身につけることができたのです。
このように自分の意思で英語を話したいと強く思い、自分で英文を作り、先生やネイティブの方に直していただいた文章は、自分の英語として身に付きやすくなります。おススメは自己紹介の英文を作ることです。これはとても役立つことなので、ぜひ実践してみて下さい。自己紹介の英文を自分で作成し、英語のできる人に添削してもらいます。なるべく簡単な話し言葉のグロービッシュを使うのがポイントです。自分に分かりやすいことは相手にも分かりやすいからです。自主性を持って英語を話したいと思い、それを実践した時、英語が話せるようになるのです。
グロービッシュのススメ1、英語の苦手な方に最適な英語取得法
グロービッシュのススメ2、英語を英語で理解する
グロービッシュのススメ3、英英辞書を使う
グロービッシュのススメ4、英文法を英語で学ぶ
グロービッシュのススメ5、子供の英語教育
グロービッシュのススメ6、リスニングの学び方
グロービッシュのススメ7、話せるようになるには