ストックホルムファニチャーフェアが開催中です。
今年のメインデザイナーであるゲストオブオーナーは、
2004年にグリーンハウスでデビューした日本のデザインスタジオnendoです。
雪景色の山々が空に向かってそびえている様子を、
100枚のプラスチック製フォームシートをレーザーカットをして表現しています。
展示された後も1枚のシートに戻してリサイクルできるという優れたコンセプト。
チーフデザイナーの佐藤オオキ氏のセミナーでは、
彼らのデザイン哲学について詳細に聞くことができました。
毎日変わらない暮らしをすることで、
日々の小さな「!」を発見できるそうです。
日々エキサイティングな暮らしをしていると小さな発見はしづらく、
そのような小さな発見が人々を感動させるそうです。
クライアントの依頼そのままのデザインをするのではなく、
クライアントの依頼を感じるデザインをする、という考えを持っています。
言葉では分かりづらいですが、
そのことがクライアントの想像を超えた驚きの仕上がりになります。
優れたデザイナーとは、クライアントの要望にただ応えるだけではなく、
クライアントの想像を超えるデザインを提供し、感動させることだと実感しました。
今回のファニチャーフェアはあまり集中して訪問できなかったため、
ほとんどnendoの印象しかありません。
しかしそのnendoの印象が強烈で、
日本人が世界で活躍している姿を誇らしく思いました。
ファニチャーフェアの画像はFacebookにアップしています。