こだわりのスウェーデンデザイン(2)

| 2013-07-15

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MonAmie

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こだわりのスウェーデンデザイン(2)

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アルメダールスが今年の春に発表したオーレエクセル・シリーズについてのこだわりをご紹介しましょう。

当サイトでも長いことご紹介しているオーレ・エクセル。当サイトをよくご訪問下さる方はよくご存知だと思いますが、オーレ・エクセルは1956年に当時のチョコレート会社マゼッティのロゴ「ココアアイズ」を手がけたことで一躍有名になりました。「良いデザインは経済効果がある」という彼が掲げた理念は今のスウェーデンデザイン界の常識となっています。

ミッドセンチュリーに活躍したオーレ・エクセルとミッドセンチュリーのデザインを復刻しているアルメダールス。こんなベストなコラボはありません。ルーセル夫人を良く知っていましたので、アルメダールスの担当者に商品開発の提案をしてみたところ「まさしくこれが我々の仕事だ」という鶴の一声で話しが決まりました。ルーセル夫人との交渉には少々時間がかかりましたが (やはり高齢の方との話し合いは、マリアンネさん同様に一筋縄ではいきません)、アルメダールスの熱意も通じてなんとか商品化へとこぎ着けました。

商品化に選ばれたデザインは「ハッピーバードデイ/Happy Bird Day」「おしゃべりな鳥たち/Fåglarna pratar」「イタリアンフラワーシェルフ/Italiensk blomsterhylla」と、いろいろな鳥やペンをアレンジしたものです。それぞれのオリジナルのイラストについて少し解説してみましょう。

「ハッピーバードデイ/Happy Bird Day」のオリジナルは、南スウェーデンのカールスタッドにあったSavoyホテルのレストラン用ワインリストの表紙です。1955年に描かれたもので、 ワインコルクの上に鳥が止まっています。オリジナルのイラストには、ワインボトルの下に「Karlstad Savoy」の文字があります。ここにいる4羽の鳥たち、実はオーレ作品のあちこちに登場しています。特に左から2番目のもじゃもじゃ君はオーレさんのお気に入りだったようで、いろいろなオーレ作品で目にします。こういった鳥たちはモデルがいるわけではなく、すべてはオーレさんのファンタジーによるものです。オーレさんにサインをお願いしたら、このもじゃもじゃ君のイラストをササッと描かれたという逸話もあります。「ハッピーバード」という名称は、ルーセル夫人がこのイラストを説明するときに使った言葉で、オーレさんお得意の鳥が並んでいるのが特徴です。アルメダールス商品はオリジナルに色が加えられていますが、色が入ると印象がだいぶ変わってきますね。

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「おしゃべりな鳥たち/Fåglarna pratar」はオーレ・エクセルを代表するイラストと言える作品で、プライベートで描かれたものです。つまり誰に頼まれたわけでもなく、ご本人が好きで描いたイラストなのです。オリジナルは今でもご自宅のルーセルさんのベッドルームに飾られています。オーレさんは肖像画を描くのが苦手だったのですが、なぜか鳥をモチーフにすると人の特徴が描けたそうです。このイラストには個性的な鳥たちが描かれていて、「鳥」という言葉をスウェーデン語、ドイツ語、英語、フランス語の4カ国語で表しています。元々タイトルはなかったのですが、アルメダールスが商品のために命名したのが「おしゃべりな鳥たち/Fåglarna pratar」でした。

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「イタリアンフラワーシェルフ/Italiensk blomsterhylla」は、近年になってルーセル夫人が納戸の整理をしていた時に偶然見つけた作品です。アルメダールスの話しが決まった後のことです。その時一緒に今まで見たこともないポスターもたくさん見つかったそうです。いったいいつ描いたのかしら、まったく知らなかったわ、とルーセル夫人。オーレさんのことはまるで自分のことのように何でも語って下さるルーセル夫人ですが、そんな夫人が知らなかったイラストがまだ残っていて、亡くなってから数年を経ての驚きの発見だったそうです。アルメダールスはその中からこのイラストを選び、商品化となりました。手描きされたイラストにはItaliensk blomsterhyllaというサインしか書かれていませんでしたが、植物を人の顔や腕などさまざまものに見立て、ポットのカラフルな色彩やデザインにも特徴があります。

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整理整頓

こちらのトレイは、オーレさんお得意の鳥のイラストをあちこちから集めてきたものです。それぞれスウェーデン語で整理整頓に関する言葉が並べられています。オーレさんは何かというと鳥を描いていて、その数はいったいいくつになるのやら分かりません。でもよく見ると、似たような鳥があちこちに出てきていますので、お気に入りの鳥がけっこうあったようです。

アルメダールスのオーレエクセル・シリーズは、アルコストアでお求めいただけます。

 

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Category: オーレ・エクセル Olle Eksell, 北欧ライフスタイル

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