憧れのデザイナーとの出会い

hoganas

北欧のパターンデザインを紹介するスカンジナビアン・パターン・コレクションを開始し、大好きなデザインを手がけていたデザイナーさんがメンバーにいらっしゃることに感銘を受けました。スカンジナビアン・パターン・コレクションの事業は、一部のビッグデザイナーを目玉にしてビジネスチャンスを狙っているのではなく、北欧のしあわせ感や真の北欧らしさを伝えたいというコンセプトに賛同してくれたデザイナーが参画して下さって成り立っています。こちらから声をかけたデザイナーも多いですが、自ら賛同して下さったデザイナーさんもいらっしゃいます。そんな方たちが憧れのデザイナーだったりすると、こちらが恐縮してしまいますが、皆さんとても気さくで協力的で、いい仕事ができそうな気がしています。

私が大好きなデザインとは、今はなくなってしまったHöganäs Keramikの昔のデザインです。和食器にも似ていて、和食の盛りつけに最適でお値段も手頃で、マグカップ、プレート、各皿など、何枚も持っていますし、今でも毎日の食卓で愛用しています。日本にもファンはたくさんいたと思うのですが、Höganäs Keramikのオーナーが変わったことなどで大規模な改革があり、デザインが一新されました。新しいデザインは、スウェーデン人には懐かしいもののようですが、私にとってはあまり魅力の感じられるものではありませんでした。それですっかりHöganäs Keramikから遠のいていたのですが、スカンジナビアン・パターン・コレクションに賛同して下さったデザイナーのひとりであるアン・カーリン・ヴィクトルソンさんが以前のHöganäs Keramikのデザインを手がけていたと知り、とても感銘を受けました。現在はSagaformのデザインなどを手がけるフリーランスデザイナーで、プロダクトデザインとテキスタイルデザインをされています。

和食に馴染むHöganäs Keramikの昔のデザインを手がけられていたアン・カーリンさんとは、なんかとても素敵な日本メーカーとのプロジェクトができそうな予感がしています。もちろんアン・カーリンさんだけでなく、他のデザイナーさんたちも、それぞれが個性的ですばらしい感性を持っていますので、スカンジナビアン・パターン・コレクションの前途は明るいのではと自負しています。

 

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