最近あまりウェブのアップができていないのは、伝えたいと思うスウェーデンデザインになかなか出会えていないからです。最近の北欧デザインは、もうひとつ元気がないような気がしています。もしくは、最近のトレンドが抽象的になってきているようで、北欧らしさのが分かりづらいデザインが増えてきたというのが正直な感想です。
そんな中で昨年に出会ったスウェーデンxアフリカのデザインは、新しい驚きがありました。House of Rymという新しい日用雑貨のブランドは、アフリカのチュニジア出身です。
北欧デザインに魅せられたRymさんが、ご主人のZiedさんとともにスウェーデンデザイナーを起用したテーブルウェアを、チュニジアで製造するブランドを立ち上げました。ノスタルジックなデザインは、カップ、ソーサー、プレートは別々のパターンで、それぞれがマッチするようにデザインされているので、自分の好きなようにアレンジができます。その日の気分でカップ&ソーサーを組み合わせれば、毎日新しい新鮮な気持ちでお茶の時間を楽しめます。
ずっしりしたオリーブの木を使ったトレイや鍋敷きは、白樺やオーク、ジュニパーという、繊細なイメージの北欧の木々と異なり、アフリカらしい力強さがあります。また、アフリカのハンドメイドのブランケットやファブリックタオルも、北欧のリネンとは異なる素材感があります。
スウェーデンとアフリカは、全く異なる地理にありながら、自然の素材や明るい色合いを好むところに共通点があります。最近ではアフリカデザインのショップも増えていて、スウェーデン人に人気が高まっています。そんなスウェーデンとアフリカのコラボが、新しい生活まわりの道具を提案してくれます。
日本では、ノルディックギフト社が取り扱っています。