しばらく日本に帰っていた時に、書店で目にしたこの書籍。スウェーデン女子の漫画家が人気と聞いていたので、すぐに手にとって購入しました。書店では平積みで売られていて、1ヶ月もしないうちに再版なるという人気ぶり。日本在住3年のアラサースウェーデン女子オーサさんの視点で見た日本の不思議が面白可笑しく4コマ漫画で描かれています。共感することが多く、けっこう楽しめました。
スウェーデンを知る上でも、日本との文化の違いを知る上でも、なかなか参考になる1冊です。スウェーデンの常識は日本の非常識、その逆もありえて、なかなか笑えます。
日本は安全だから、カフェの席にバッグや携帯を置いたまま平気で場所を離れたり、大きく開いたバックから財布をのぞかせていても平気だったり(実際これをストックホルムでやってスリにあった友人がいます)、その行動のひとつひとつが「心配」で、これはかなり共感しました。小学校低学年の子がひとりで電車に乗っていて思わず心配でついていきそうになったり。安全な国というのは誇れることですが、それもだんだんなくなってきているかもしれません。
スウェーデンではサービスがないっていうのも共感です。買い物してる客の方が店員に「tack/ありがとう」と言いますから。品切れの場合は「残念だけどないわね」で終わり、取り寄せましょうかという発想はありません。