多くの人に勧めたい、デザイナー脳の持ち方

| 2015-04-14

佐藤オオキさんは、国際的に活躍している日本人デザイナー。実はオオキさん率いるnendoは2002年にストックホルムファニチャーフェアの若手デザイナーの登竜門「グリーンハウス」に初出展し、そこでスウェーデンの家具メーカーSwedeseの目に止まったスツールが商品化され、あれよあれよという間にスターデザイナーへの階段を登っていきました。2012年にはデザイナーオブザイヤーを受賞して国際的にも著名なデザイナーとなり、2013年にはゲスト・オブ・オーナーとしてストックホルムファニチャーフェアに凱旋しました。ファニチャーフェアではトークショーを聞きにいきましたが、オオキさんのデザインへのアプローチに感銘を受け、すっかりファンになりました。クライアントの要望を超える作品を作り出し、クライアントの期待を超える仕事ぶりが、多くの人々を魅了しています。

そんなオオキさんの書籍をたまたま書店で見つけ、パラパラめくってちょっと目を通しただけで、これはじっくり読んでみたいと思って購入しました。それが「問題解決ラボ」です。

デザイナー脳は、日常のあらゆる場面に起こりうる小さな出来事に常に真剣に向き合い、問題解決するために前向きに考えられることです。どんなに残念な出来事でも、それを不運と思わずに、ひとつの問題としてとらえて、どうすれば解決するのかを考えていきます。そういうふうに客観的に考えていくと、自分のまわりに起こる全ての出来事が、イベントに思えてきます。例えば何かを落としてしまったとか、壊してしまったとか、そういった出来事もイベントであり、問題解決の糸口を見つけるのが楽しみとなっていきます。

デザイン関係以外の人々にもぜひ読んでみてほしい一冊です。今までとは違った目線で世の中がとらえられ、誰もがクリエイターになれる素質を持っていることに気付かされます。

実は以前にスウェーデンのデザイナーにインタビューをした時、デザインはあらゆる場面で必要とされるもので、デザイナーの素質はあらゆる仕事に必要である、と言われたことがあり、それがここでさらに納得できたわけです。クリエイティブな発想は、役所などのお堅い仕事など、あらゆる業務で必要なことかもしれません。クリエイティブだと、どんな仕事でも楽しく思えてくるでしょう。

 

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Category: 北欧デザイン&インテリア, 北欧関連の書籍

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