フィリップ王子のロイヤルウェディング

今年の6月13日は、フィリップ王子のロイヤルウェディングが催されます。スウェーデン王室には男子を含む3人の成人した子どもがいますが、スウェーデンでは1980年に第1子が王位を継ぐこととなり、長女のヴィクトリア王太子が王位継承権第1位です。ヴィクトリア王太子には長女エステルがいますので、現在フィリップ王子は王位継承権第3位となります。

先日は、スウェーデンで最も有名なシェフがウェディングメニューを担当するというニュースが流れ、ウェディングの準備が着々と整っているようです。

近年の王室はおめでた続きです。2010年にヴィクトリア王太子のご成婚、2012年にはヴィクトリア王太子のご出産、2013年に次女マデレーン王女のご成婚、2014年にマデレーン王女のご出産、そして今年、フィリップ王子のご成婚となります。日本皇室とスウェーデン王室は交流が深く、日本の皇族の方が、ご成婚に参列されます。ヴィクトリア王太子の時は皇太子さまが、マデレーン王女の時は高円宮久子さまがいらっしゃいましたので、今回もどなたか皇族の方が見えられると思われます。

ヨーロッパの王室は日本の皇室と違って、スキャンダルも次々と報道されます。国王のスキャンダル本が出版されたり、マデレーン王女の元婚約者の元恋人がメディアにあれこれ暴露して婚約解消になったり、まるで芸能人なみに扱われています。美貌のマデレーン王女はかなりメディアに追い回され、婚約解消後にメディアから逃れるため、ニューヨークでしばらく暮らすことになりました。そこで現夫となった、アメリカ人ビジネスマンのニコル氏と知り合ったようです。ニコル氏は、婚約にあたって、マデレーンをメディアから守ると誓っています。

イケメンと騒がれたフィリップ王子も、ついに年貢の納め時(?)、長いことウワサのあったモデルのソフィアさんとのご婚約が昨年伝えられ、今年はロイヤルウェディングが大々的に催されます。スウェーデン王室の方たちは、わりと一般人の前にも姿を現します。フィリップ王子はGustavsbergにデザインをしたこともあり、インテリアフェアで間近に見かけたことがあります。そのデザインは昆虫をモチーフにしたちょっと変わったものでしたが、プリンスがこんなこともやるんだと意外に思ったのを覚えています。

ロイヤルウェディングの騒がれ方も、まるで有名芸能人のようです。どんなウェディングドレスになるのか、誰が参列するのか、参列者の装いなど、今からメディアもソワソワしているようです。王室は芸能界ではないので、もう少し静かにできないのかと思いますが、日本の皇室のようにメディア協定があるわけではないので、容赦がありません。やっぱり華やかなロイヤルウェディングの話題は気になりますね。ちなみに、ロイヤルファミリーに詳しいのは、DAMという雑誌です。気になる方はウェブをご覧下さい。

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