お気に入りの食器が割れて、思うこと

| 2015-05-07

このところ粗相は少なかったのですが、なぜか最近立て続けにお気に入りの食器を落として割ってしまいました。破片になってしまったお気に入りを見るのは大きなショックですが、そこでいろいろ考えることがありました。

うちの食器は北欧デザインか和食器がほとんどですが、日常使いはイッタラのものが多いです。プレスリリースのお土産でもらったものを買い足したり、デザインが気に入って買ったり、使いやすさではイッタラは抜群です。今回割ってしまったのは、もうずいぶんと長いこと使っている、イッタラのKartioのグラスです。色違いでいくつか持っていますが、やはりひとつ欠けてしまうのはなんとも寂しい気持ちです。量産しているものなので、新しい色違いを買い足そうかなと考えています。今までありがとう、と感謝の気持ちを込めて、ガラスリサイクルに返します。

kartio

そして、もうひとつ割ってしまったのは、数年前に南スウェーデンの島、ゴットランドの陶芸作家さんから直接買った豆皿です。和食器に影響を受けていて、KATARAIと和のような食器を作っています。ストックホルムのミシュラン星レストランでも採用されていて、なかなか人気があるようです。

Szilasi keramikという名の陶芸店は、ゴットランド、ヴィスビーの街中にある工房とお店が一緒になったお店です。ヴィスビーは魔女宅のモデルにもなった城壁に囲まれた古い街で、お店は城壁内の一角にありました。なんとなく惹かれるものがあって店内に入ると、中には和食器のような陶器がいくつもあり、つい見惚れてしまいました。

店主のThomasさんはお父様のお店を引き継いでいて、日本とゴットランドの融合のような作品を作っているそうです。日本にも何度か行ったことがあるとのことでした。その時、ちょうど見立てになりそうなお茶道具を探していたので、花入になりそうな花瓶と、下記の写真のような真っ赤な豆皿と、白い豆皿を買いました。花瓶はお父様の作品でしたが、豆皿はThomasさんの作品です。旅先だったので、大きな割れ物を買って帰れないのが残念でした。

katarai

そして、ストックホルムでミシュランを獲得しているレストランで、Szilasiの器を使っているのを見かけました時は、ちょっと感動しました。サラダボールとして使われていたのですが、思わず裏を見て作家名を確認してしまいました。最近和っぽく出してくるレストランが増えていて、和食器風は人気があるようです。

と、お気に入りの食器を割ってしまったことで、これだけいろいろなことを考えるきっかけが与えられました。よくない出来事をイベントとしてポジティブに考える(nendoの佐藤オオキさんの本、問題解決ラボから学んだことです)、を実践してみた感じでしょうか。食器に対してますます愛おしさが募ってきます。食器を見て、デザイナーや作家さんを思い浮かべるのは、作った側も嬉しいに違いありません。

とはいえ、お気に入りを壊してしまったことは、やはり残念です。雑に扱っていた可能性もありますので、ものはていねいに扱わなければという戒めでもありますね。

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Category: コラム, 北欧ライフスタイル

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