先日始まったドラマ「私結婚できないんじゃくて、しないんです」を見て、「ついにやっと」という思いが募りました。なぜなら、主演の中谷美紀さんが身につけていたジュエリーが、私が大ファンの北欧ブランドだったからです。日本のドラマで北欧ジュエリーを見ることはほとんどなく、あまり日本女性には知られていないのかな、と思っていました。北欧のシンプルで洗練されたジュエリーは、日本の大人の女性にもピッタリなんです。
北欧の大人女性は、シンプルなデザインが大好きです。フランスやイタリアのマダムのゴージャスなおしゃれに比べて、北欧マダムは洗練感がただよっていて、私はこちらのスタイルの方が好きです。細身で小柄な日本人女性にも、北欧マダムのような洗練されたオシャレが似合うのではないでしょうか。
今回中谷美紀さんが同窓会のシーンで身につけていたのが、ジョージジェンセンの北欧ジュエリーです。ペンダントはスウェーデン人デザイナー、ヴィヴィアンナ・トールンがデザインしたデュウドロップで、ブレスレットはデンマーク人デザイナー、レギッツェ オバゴーがデザインしたインフィニティです。
ヴィヴィアンナ・トールンは、ミッドセンチュリーの北欧ジュエリーデザイナーの大御所で、彼女がデザインしたオリジナルジュエリーは、ヴィンテージとして高値で取引されています。
ミッドセンチュリー時代は彼女のブランドとして売られていましたが、現在はジョージジェンセンが彼女の復刻版を、お求めやすい価格で販売しています。
ヴィヴィアンナ・トールンは波乱万丈な人生を歩み、ピカソとの交流もありました。美しい方だったので、自分でデザインしたジュエリーを身につけてモデルにもなり、その姿に魅了された人たちが、彼女のジュエリーのファンになりました。ヴィヴィアンナ・トールンが自分の好きなように人生を歩んだ自立した女性であったように、このジュエリーを身につける北欧女性たちは、自己表現の上手な自立した人たちです。ヴィヴィアンナ・トールンにあやかって、自分も素敵な女性になった気持ちになります。
以下の画像は自分がデザインしたジュエリーを身につけるヴィヴィアンナ・トールンです。上品で洗練された身につけ方が、多くの女性たちを魅了しました。
以下のリンクは、ジョージジェンセンの日本語サイトで見つけた、ヴィヴィアンナ・トールンの紹介記事です。
ヴィヴィアンナ・トールン
彼女の代表作といえば、北欧ミニマリズムを表現するような、すべてを削ぎ落としたシンプルなデザインの「ヴィヴィアンナ」の腕時計です。以下の彼女のデザインへの思いは、ジョージジェンセンのサイトから引用させていただきました。
「時計は当時、時間を測るものに過ぎませんでした。しかし私は人は時間に支配されるべきではないと思い、そういう概念を覆したかったのです。時計は、人を時間で縛り付けるのではなく、人を時間から解放するものであるべきと考えたのです」- デザイナー、ヴィヴィアンナ・トールン ビューロ ヒューベ
ヴィヴィアンナ トールンのジュエリーは、シルバーがメインです。シルバーはそれほど金額も高くないので、他のジュエリーに比べれば手に入れやすいお値段です。日本人女性にとってシルバージュエリーは高級なイメージがなく、あまり人気がないのかもしれませんが、北欧ジュエリーはシルバーが多く、そのシンプルで洗練されたデザインは、ある程度の年齢になった大人女性にこそよく似合います。私が大好きなEfva Attlingもシルバーがメインですが、新製品が発表されるたびに、その洗練された美しいデザインに魅了されています。
私はずっとヴィヴィアンナの腕時計に憧れていたのですが、別の腕時計を手に入れてから、そのままになっていました。しかし、やっぱりこの美しい時計をいつかは手に入れたい、という思いが募っています。現在、ストックホルムのガムラスタンにある、ヴィヴィアンナ トールンを扱うお店に予約を入れ、手にいれる日を夢見ています。