心から手に入れたい北欧デザイン、マットソンのアームチェア

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10年以上北欧デザインに関わってきて、そのほとんどはメディアや企業への紹介になっていました。家具やインテリア雑貨、デザイナーの思いを伝えてきましたが、今思い返すと、自分で手に入れたものはほとんどありません。そこで、これからは自分が本当にほしい北欧デザインを選別し、ひとつずつ手に入れていこうと企画中です。急ぐことではないので、今まで培った知識を踏まえて、ひとつひとつじっくりと考えていきたいと思っています。とはいえ、必要なものは早く手にいれるに越したことはありません。

今かなり欲しいのは、すわり心地のいいアームチェアです。家で過ごす時間にアームチェアにすわることが多く、ずっと使っているのはイケアのポエングです。ポエングはそれなりにすわり心地がいいので、長いこと使っていますが、残りの人生もずっとポエングにすわっていたいかというと、そうでもありません。

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残りの人生はまだまだありますので、本当にすわり心地のいいアームチェアにすわりたいと、心から思っています。そこで浮上しているのが、ブルーノマットソンのアームチェア、ジェットソンです。

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スウェーデン人にとって、椅子といえばマットソンというほど、マットソンのアームチェア信仰はハンパではありません。北欧の人々は自国のデザインに誇りを持っていて、家具やインテリアは自国のものがもっとも優れていると思っていますし、実際にそうだと思います。

マットソンの素晴らしいところは、人間工学を元に身体に沿った形で作られた徹底的にすわり心地のいい椅子を作ったことです。機能的で曲線が美しいフォルムの椅子は、すわると身体がすっと馴染みます。これは写真を見ただけでは分かりません。とにかく何度もすわって体感するしかありません。

マットソンのジェットソンにもいくつかのデザインがあり、アームありとなし、革製と布製です。白い革製がなんとも美しいのですが、毎日すわると汚れが気になるかもしれないので、布製のアームありの椅子を考えています。オークションやセコハンショップなども見ていますが、オークションではそれほど安くならず、セコハンではなかなかいいコンディションのものが見つかりません。結局は普通に家具ショップで買い求めることになりそうです。

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