11月27日のアドベント初日を皮切りに、我が家もクリスマス準備を始めています。うちはクリスマスツリーは飾りませんが、窓辺のキャンドルとクリスマススター、クッションやテーブルランナーなどのテキスタイルをクリスマスバージョンにします。
お気に入りを買い求めているうちに、なんだかたくさん集まってしまったテキスタイル。全部を使いたいところですが、そうするとゴチャゴチャになるので、ひとつかふたつに絞ります。クッションカバーはマリメッコのクリスマスバージョンです。クリスマスが終わるころのセールで安くなった時にいくつか買い求めています。色合いが赤いクッションカバーは、クリスマスの絵柄でなくてもそのまま使えますね。
今年のインテリアにぜったい使いたかったのが、2月のアンティークフェアで手に入れたKajsa Nordströmの1950年代のアドベントカレンダーです。Kajsa Nordströmはミッドセンチュリーの時代にたくさんのテキスタイル柄を描いていて、ヴィンテージの人気テキスタイルのひとつです。中でもクリスマス柄は北欧らしいモチーフなので、北欧のクリスマスには欠かせません。1〜24日までの各日の横に赤いテープがついていてそこにプレゼントを挟むのですが、自宅使いなので、ここはなにも挟まずにそのままです。
そしてそして、今年も彼らに会える季節となりました。うちのユールトムテです。ユールトムテは家の守り神と言われています。北欧のサンタクロースはこのユールトムテが代用になっていて、サンタクロースとして飾られます。とはいえ、HoHoHoと朗らかに笑うサンタクロースとはまったく別物で、めったに人前に姿を見せない森の精です。ユールトムテは恥ずかしがり屋で、帽子で目を隠しているくらいシャイで、本来の服装は赤ではなく、全身グレイだそうです。そうなるとクリスマスの華やかさがないので、お店に売られている多くのユールトムテは華やかな服装になっていますが、本来は地味〜なグレイなんです。
スウェーデンでは、ユールトムテのために、クリスマスイブの晩にミルク粥を外に置いておき、翌朝ミルク粥が空になっていると、翌年は幸せになると言われています。ユールトムテが家にいると、なんだか守られている気分になりますね。
うちのユールトムテ、左のシマシマ帽の方は、数年前にイッタラのお店で見つけて一目惚れしてしまったものです。右のは手作りのユールトムテです。ガムラスタンにある手作りのトムテのお店Tomtar & Trollのオリジナルです。もうだいぶ前になりますが、取材でオーナーのキキさんとマイヤさんのスタジオを訪れた時に、記念に買い求めたものでした。顔の目や口元は手描きで、丸い鼻をつけて、ヒゲものりで貼り付けます。衣装も全て自分たちで手縫いしているという、全身心のこもった手作りのユールトムテです。
そしてもうひとつ。デザインクリスマスマーケットで見つけた立体のクリスマスカード。毎年家族や親戚のクリスマスプレゼントに悩みますが、これはちょうどいいプレゼントになりそうで、いくつか買い求めました。折り紙カードという名前で、ネットでも売っているみたいです。切り絵と折り紙が融合した凝った作りです。
Linda Wang Studio