ヴィーガンやベジタリアン食文化がますます進化


©vegomassan.org

ストックホルムでは、食文化がどんどん進化しています。

新しい北欧デザインを見つけるのが難しくなっている一方、

食文化はどんどん新しくなっています。

世界一の食文化を誇る日本から見ると、

まだまだと思うこともいろいろありますが

日本の食文化とスウェーデンの食文化とでは、

進化の方向性が多少違っているように思います。

 

日本はあくまでも美味や旬の食材を追求するのに比べて、

スウェーデンでは環境によいものや動物愛護、

ヘルシーな食文化を追求しているところが多いようです。

特にヴィーガンやベジタリアンの進化には

目を見張るものがあります。

ヴィーガンやベジタリアンのカフェやレストランもあちこちにオープンしています。

また、近年はネットを通して

家畜動物の虐待の画像や動画がアップされることが多く

その現状に対抗するために、動物性をまったく摂らない

絶対菜食主義者のヴィーガンになる人も増えています。

そんな中、ストックホルムでヴィーガンフェア(Vegoamässan)が開催されます。

ヘルシーで環境によいヴィーガンというコンセプトは

スウェーデン人の気質にもピッタリです。

ヴィーガンをコンセプトにしたカフェやレストランはあちこちにあるので

それらを一堂に会し、ヴィーガンファンもここに結集する、というイベントです。

ヴィーガンフェア/ヴェゴメッサン(Vegoamässan)

 

ヴィーガンフェアを企画しているのは

Djurrättsalliansen (Animal Rights Alliance)という、動物の権利を守る協会です。

ヴィーガンフェアは昨年12月にも開催され、4400名が1日に集まったそうです。

ヴィーガンというコンセプトはこれからも注目され

ますますファンは増えるでしょう。

当協会は、動物愛護のデモも行い、動物の権利を守る活動を進めています。


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味の点からいうと、

ヴィーガンやベジタリアンはあまり美味しくない印象ですが

最近は美味しいメニューも増えてきました。

ヴィーガンやベジタリアンが美味しいのであれば

環境やヘルシーの点からいっても、それに越したことはないでしょう。

 

また、スウェーデンのフィーカでいただくお菓子は甘いものが多く、

一般的なカフェ/コンディトリでは

炭水化物と糖分がメインの、太りそうなメニューが満載です。

その点、ヴィーガンやベジタリアンカフェのフィーカのお菓子は

砂糖控えめ、グルテンフリーという、ヘルシーなメニューがメインです。

私自身もフィーカに関しては

すでにヴィーガンやベジタリアンのカフェに注目しています。


©femtopia

 

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