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日本でもすっかりおなじみになったイケアの家具。
お持ち帰りや組み立てが大変、という人もいるかもしれませんが
そのためにお値段が抑えられているので、
DIYを楽しんでいらっしゃる方もおられるのではないでしょうか。
さて、イケアの家具には変わった名前がついていますが
ほとんどがスウェーデンに由来するものです。
インテリア誌Skonahemで、イケア名前の由来がアップされましたので、ご紹介いたします。
イケアには10000点を超える商品があります。
商品全てを追跡するために、イケアでは商品名に特別なシステムを構築しています。
商品名の長さは重要で、全ての名前は4-10文字で構成されています。
イケアの家具は世界各国で販売されているため使用言語も多く、
どの言語においても問題のない商品名を使っています。
そして、商品名は北欧タッチであることも重要です。
スウェーデン語の特殊アルファベッドであるÅ Ä Ö を使うことで
スウェーデンらしさを表現しています。
商品によって、名前の付け方が決められていて
通常は、イケアのデータベースから名前を選びます。
また、デザイナーや製品開発者が名付ける場合もあるそうです。
通常のデータベースを元にした
イケア家具に付けられる名前の由来をご紹介しましょう。
ソファ、アームチェア、ダイニングテーブル、椅子:スウェーデンの地名
(Ektorp、Norsborg、Karlstad)
本棚:職業の名前、北欧の男の子の名前
(Billy、Gersby、Brimnes、Hemnes、Finnby)
照明:日にち、月、スウェーデンの地名
(Årstid/四季、Ängland/地名、Sollefteå/地名)
キッズプロダクト:動物、昆虫、言葉
(Ekorre/リス、Dragon/ドラゴン、Duktig/賢い、Börja/始める、Leka/遊ぶ、Ljudlig/にぎやか)
キッチンアイテム:魚、きのこ、言葉
(Ordentlig/きちんとした、Snobbig/スノッブ、Ivrig/熱心な、Aptitlig/食欲をそそる)
ボックス、壁の装飾、写真やフレーム、時計:スウェーデンの地名、スウェーデンの俗語や言葉
花瓶、ボウル、キャンドルホルダー:スウェーデンの地名、スウェーデンの言葉
テキスタイル:北欧の女の子の名前
ベッドリネン:植物
ガーデニング家具:デンマークの地名
ベッド、ワードローブ、玄関ホールの家具:デンマークの地名
デスク、ビジネス用椅子:北欧の男の子の名前
異なる家具でもシリーズの場合は同じ商品名が付けられます。
「仕事関連の商品には男性的な名前が付けられ
カーテンやテキスタイルなどは、
女性的な名前が付けられているように思いますが」
との質問したところ、
「名前の区分けに特に理由はありませんが、
将来的にそのような区分けを考えるかもしれませんね」
とのことです。
とはいえ、スウェーデンには男性的、女性的という考えはないので
実際のところはどうなるでしょうか。
今度イケアの家具を見る時は
それぞれの名前の由来も気にかけてみてはいかがでしょうか。