スウェーデンのダーラナ地方は、ザ・スウェーデンといわれる地域です。
スウェーデンらしい景色がたくさんあり、
北欧の伝統的なクラフトも豊富に見つかります。
ダーラナ地方を訪ねるたびに立ち寄るのが、テキスタイル工房「ヨブス/Jobs」です。
スウェーデンのテキスタイルというと「スベンスクトテン/Svenskt Tenn」が有名ですが
それと並んで有名なのが「ヨブス」で
日本にもすでに紹介されているブランドなので、ご存知の方もいらっしゃることでしょう。
ヨブス工房は何度訪れても、その美しいパターンに魅了されます。
特に、ミッドサマーという
ヨブスがパターンのインスピレーションとしている
スウェーデンの美しい花々が
あたり一面に咲き乱れている季節に工房を訪ねると
その感動もひとしおなのです。
今回は、Jobs Bodenという、
リスベット・ヨブス/Lisbet Jobsのクラシックなパターン専門のショップを訪れました。
実は、Jobs Bodenのことは今回初めて知りました。
たまたま「Jobs Boden Textile」という標識を見つけて訪ねたところ
ドアが閉まっていたのでお休みかと思ったら
ちょうどオーナーのスティーナさんが出てこられて、
今お店を開けるところですよ、とのことでした。
よくよく聞いてみると、開店時間がきっちり決まっていないようで
本来はアポを取って訪ねるところのようで、グッドタイミングでした。
リスベット・ヨブス(1909-1961年)は、
セラミスト及びテキスタイルデザイナーで、
1944年に兄弟とともにヨブステキスタイルを創業しました。
セラミストであったリスベットさんは
1930年代にセラミックのアトリエをオープンし、
その後ハンドプリントのテキスタイルを創り始めました。
オープン当初やその後の古い新聞記事などのスクラップも
Jobs Bodenで見ることができます。
Jobs Bodenを運営するリスベット・ヨブスの娘であるスティーナさん。
北欧の夏に咲く花々を、そのまま切り取ったようなリスベット・ヨブスの
色とりどりな美しいパターンに、夢の国にやってきたかのような感覚になります。
しばし画像でお楽しみ下さい。
以下は、Jobs Bodenの近くにあるヨブスの専門店です。
敷地内にハンドプリントの工房があります。
ダーラナの美しい自然に囲まれたヨブス工房で生まれるテキスタイルは
訪れる人々を魅了してやみません。