あっという間にミッドサマー/夏至祭がやってきました。
ミッドサマーは、クリスマスと同様に大切な日で
家族や友人たちと過ごします。
今年の夏至の日は6月24日ですが、
前日の23日に夏至祭が行われます。
夏至祭のメインイベントは、
白樺の葉で包まれたメイポールを立て、
そのまわりで踊る、というのが恒例です。
ストックホルムの各地でもメイポールが立てられますので
ヴィタベリス公園/Vitabergsparkenで行われた
ストックホルムの夏至祭の様子をご紹介しましょう。
ヴィタベリス公園の夏至祭は地元自治体の方々が中心になっています。
手作りの焼き菓子販売やゲーム、蚤の市などの出店もあります。
自治体のみなさんが身につけている民族衣装は
それぞれの出身地のものだそうです。
夏至祭のメインイベントは、メイポールを立てることです。
男性たちは、白樺の葉と花で飾り付けられたメイポールを
会場の真ん中まで担いで運びます。
このメイポール、地域によって形やデザインが異なりますが
一般的なのは、このように十字架の上が三角になり、
輪っかが付いているものです。
メイポールが立つと、ポールを囲んでお待ちかねのダンスタイムです。
見物客も次々と参加し、輪は何重にもなっていきます。
ダンスの歌は「泣きましょう、笑いましょう」
といった内容のもので、表情豊かに踊ります。
必ず踊る歌は「小さなカエル」です。
まだ足もシッポもない小さなカエルを真似て
「クワッククワック」と歌いながら踊ります。
子供も大人も関係なく、みなでカエルになって踊る姿はなかなか滑稽です。
「同じアホなら踊らなソンソン」と同じく、童心に戻って踊ります。
この週末、スウェーデン人はほとんど働かないと思います。
お天気がよければなおさらです。
最後に、スウェーデン観光局が発信している
典型的なスウェーデンのミッドサマーの映像をお届けします。