北欧刺し子刺繍のポーチ、それぞれのデザイン3

北欧デザイナーの刺し子柄を、デニムの織りで表現してみました。

デニムは、広島県福山のデニムメーカーとの協力で

何度も試作を繰り返しました。

糸の太さを変えて凸凹を使い、織りの質感を表現しました。

ノンウォッシュなのではじめは色落ちしますが、

使えば使うほど愛着のわく素材感です。

 

 

思い出のバスケット by アンナ・ヘーリング

アンナさんが子ども時代に過ごしたヘルシングランドには

昔ながらの伝統工芸やフォークロアがたくさんあり

伝統的なトールペイントが施された

バスケットや家具が残されています。

手芸が好きだった曽祖母が残した作品など、

アンナさんの思い出がモチーフになっています。

 

 

ベリエ/オストロボスニア地域の男たち by フィーラン

ベリエとは、

フィンランド西海岸オストロボスニアの

伝統的な男性の名前です。

彼らは寡黙で、実直で働き者です。

いつも愛する人のそばにいてくれる彼らを、

この地区の伝統的なパターン

「ユッシパイタ」をモチーフに表現してみました。

ダイヤ柄のユッシパイタは

この地域の男性たちが身につけるセーターの柄で

働き者の男性たちを象徴するパターンです。

 

 

ハンマルビー湖街の風景 by インゲラ・ヨンデル

インゲラさんが暮らしている

南ストックホルムのハンマルビーショースタッドは

90年代後半に開発された地域で、

湖沿いに大きな窓のある

モダンな建物が建ち並んでいます。

水辺との景色をイメージしながら

幾何学模様に仕上げています。

リズム感のあるパターンをお楽しみ下さい。

 

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北欧デザイナーによる刺し子のコンセプトブックをネット販売しています。

28名の北欧デザイナーによる、

刺し子パターンへの思いがずっしりと詰まっています。

ただ単にデザインされた文様だけを紹介するにとどまらず、

デザイナーがどのようにしてこの文様に行き着いたか、

その過程を写真とともに、日本語と英語でご紹介しています。

それぞれの原点となった場所が、北欧のどこにあるのか

最後のページには地図も掲載されています。

しばし北欧を旅行した気分をお楽しみ下さい。

北欧デザイナーによるSASHIKO 「UNIK(ウニーク):北欧デザインの原点」 コンセプトブック

北欧刺し子刺繍のポーチ、それぞれのデザイン1

北欧刺し子刺繍のポーチ、それぞれのデザイン2

 

 

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