出典 FORMEX
北欧最大級のインテリアフェアFORMEXの今年のテーマは「ノルディックスペース」です。
コンセプトは「安心して過ごせるコージーなスペース」。
日々の何気ない暮らしや、私たちの身のまわりを快適にしてくれるモノに囲まれた暮らし、そんなライフスタイルを提案します。
FORMEXでは、テーマに合わせてトレンドカラーも提案しています。
シンプルで機能的な北欧デザインですが、使われる色合いも、ナチュラルで心地のいいものが主流です。
そのようなトレンドカラーがどのように提案されるのか、毎回のフェアでいろいろな角度から考えられています。
今回のFORMEXのカラー展示を担当するのは、ノルウェーの塗料メーカーJOTUNと、オスロを拠点とするデザインスタジオKråkvik & D’Orazioです。
JUTONはFORMEXにて、2018年のカラーマップを初公開します。
JOTUNはカラー提案においてはヨーロッパや世界のリーダー的存在で、色彩が私たちにどのような影響を与えるのか、そしてトレンドに合わせた具体的なカラースケールを提案します。
Kråkvik & D’OrazioはこれまでにJUTONと数々のコラボレーションを行っており、今回初めてFORMEXのカラー展示を手がけます。
「トレンドカラーと言っても、私たちは決して『今年のカラー』という言い方はしません」とJOTUNのグローバルカラーマネージャーのリスベス・ラーションは語ります。
「カラーとは、世界のさまざまな場面や、その時々の場所によって構築され、心地よい暮らしを作り上げていくものです。その深い議論の手助けをしたいと考えています」
「昨今のトレンドやお勧めのホームインテリアについては、いつも多くの質問を受けています。特に最近では『よい睡眠』のためのカラートーンについてよく聞かれます。関心のあるレベルと知識のレベルとは別ものですので、さまざま提案を元に自分自身で考え、自分に最適なカラートーンを見つけ出していただければと願っています」
JUTONがFORMEXで提案する2018年のカラーマップは、3つの基本的なカラーパレットから展開されます。
1つ目は「工業的なグレイブルー」、整頓された都会的なカラートーンです。昨今は世界的に暮らしを縮小したいという傾向があります。小さなスペースに暮らし、経済的にも縮小し、あまり外からの影響を受けないライフスタイルです。商業的な建物の少ないベルリンのような都市は、このようなライフスタイルに適していて、そのような人々が集まってきています。
2つ目は「地平線やサンビーチカラー」、賑やかな都会から離れた静かな暮らしのためのカラートーンです。グリーンブラウンなど自然にある色合いで、これは今後も北欧デザインの主流となっていくと思われます。
3つ目は「謎めいたカラー」、植物園やインドシナ、ブルーグリーンの海、カラフルな花など、いくつかの色がミックスしたカラートーンです。
出典 FORMEX
提案されるカラーパレットが、どのように展示を彩るのか楽しみですね。
インテリアフェアFORMEXは、8月23日から26日にストックホルム見本市で開催されます。