ミシュラン星の高級寿司「IMOUTO」のおまかせ

| 2017-09-23 | 0 Comments


出典 IMOUTO

ストックホルムには、高級寿司屋が増えてきました。その筆頭を行くのがこの「IMOUTO」です。

ミシュランひとつ星を獲得し、ノーベル賞晩餐会のメインシェフを務めるSayan Isakssonのレストランで、Esperantoという高級レストランの一角にあります。

毎日メニューの異なる「おまかせ」コースのみで、9人のカウンター席に同時にお寿司が握られます。

スウェーデンの有名なおまかせ寿司がどういうものか、好奇心もあって一度行ってみたいと思っていましたが、念願が叶いましたので、今回のおまかせについて、写真で解説してみたいと思います。


通された席には、ナプキンとお箸がきれいに置かれています。
おしぼりとして、熱湯がかけられたタオルが出てきました。
目の前で調理してくれるので、その様子を見るのも楽しみです。


本物のわさびがありました。イギリスで育ったものだそうです。

「おつまみ」編

「おつまみ」ひとつめ、黒酢漬けのうずらの玉子、わさびソース添え。


「おつまみ」ふたつめ、乾燥洋梨と茄子。言われないと洋梨とは分からない味です。


「おつまみ」3つめは、たらの皮と北欧Xoソース。


「おつまみ」4つめは、ホタテの刺身、生わさび、ポン酢。


「おつまみ」5つめは、しゅうまい風の燻製カニとキャビア、ポン酢。


「おつまみ」最後は、温めた湯葉とキノコ。

さて、次からいよいよ握りです。湯引きや下処理が目の前で行われています。

「握り」編

握り、いちばん初めはニジマス。
醤油味のついた寿司飯で握られるので、いちいち醤油をつけなくても味がついています。


次はサバの握りです。


ここですでにウナギがでてきます。甘いタレの日本のアナゴに近い食べ方です。


次はイワナです。


白身魚。ここから寿司飯が白になり、塩味になります。


そして手長エビ。目の前で下処理をしていたエビです。
握りを2つにカットしてでてきました。(ひとつは食べてしまいました)


スズキ系の白身魚


このあたりで鯛系、カレイ、タラ系の白身魚がでてきました。
手巻きもありましたが、写真は撮れませんでした。


イカ。ちゃんと包丁が入れてあります。


最後は今まで出てきた中で、好きなものをひとつ握ってくれるということで、ウナギをお願いしました。
すると、ほとんどの人がウナギだったようで、足りなくなってしまい、私はニジマスになりました。
結果的には小さなウナギも握ってくれたので、ちょっと得をした気分です。


締めにエビ出汁のスープが出てきましたが、これがほとんど味がありませんでした。


デザートはアップルパイとバニラアイスクリームです。
デザートは和ではないのでなぜかと尋ねたら、お店のコンセプトが和食とフレンチだから、デザートはフレンチだそうです。


このお店は日本酒も充実していて、私は2種のお酒をいただきました。
デザートワイン代わりに、日本酒で作られたという梅酒もでてきました。


最後には「本日のお品書き」もいただきました。

 

食べ終わってみてちょっと不思議に思ったのは、出てくる順番が日本とは逆だということです。

日本では食前酒にいただく梅酒がデザートワイン的に出され、(ここでは初めにシャンパンをいただきました)握りは味の濃いものが先に出てきて、白身の薄味が後で出てくるのです。

これはどうしてなのでしょうか。

スウェーデンではあまり白身魚の種類がないのかなと思いました。というのは、白身魚の名前が分かりづらかったからです。また、味の濃い分かりやすい握りから先に出さないと、お客様を魅了できないからではないか、との見解です。

何が出てくるだろうとおまかせを楽しみにしているお客様に、あまり馴染みのない白身魚から出すと、味も淡白で分かりづらく、ガッカリさせる可能性があるからではないでしょうか。

確かに、味の濃いものは美味しいのですが、その後に出てきた淡白な白身魚の味の違いが分かりづらかったように思います。日本人的な考えですが、白身魚の出し方にもう少し工夫がほしかったかなと感じます。

また、お寿司に合うのはワインよりお酒だと思うのですが、やはりスウェーデン人にとってはワインの方が馴染みがあるので、ほとんどの人がワインを飲んでいました。

せっかくここでしか飲めない美味しいお酒があるのですから、ソムリエがもっと上手に誘導する必要があるのではないかと思いました。

今回「おまかせ」を握ってくれたのは、若いモンゴル人の男性でした。彼は日本に行ったことはなく、このお店で修行したと言っています。

ストックホルムには「おまかせ」のお寿司屋が増えてきたのですが、日本人が握っている高級おまかせは聞いたことがありません。

私の見解としては、日本の寿司職人はこだわりが強いので、スウェーデン人が求めるおまかせの出し方が難しいからかもしれません。

日本人からすると邪道なことが多いのですが、スウェーデン相手にはそれが求められているのかもしれないと感じます。

スウェーデン式の握りの「おまかせ」、面白い体験となりました。目の前で調理の様子が見られるのはワクワクしますし、見知らぬとなりに座る人との会話も弾むので、とても楽しい時間となります。

次回は話題の寿司屋、Sushi ShoSoyokazeに行ってみたいですね。

 

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Category: レストラン&カフェ

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