北欧は秋まっさかりですが、気温がぐっと低くなり、ダウンコートが手放せない季節になりました。毎日日照時間が短くなり、ほんとうに鬱になりそうな季節です。
北欧の人々は、この鬱になりそうな季節を、誰もが簡単に乗り越えられるわけではありません。太陽が照らないことが、人にとってどれだけ辛いことかは、北欧に暮らして実感します。人によっては、医師の診断で太陽を浴びに行くことを治療として勧められる場合もあります。それほど太陽の光を浴びることは大切なのです。
北欧の人々は秋から冬にかけて、太陽を求めて南へと移動します。週末だけでも、一週間でも、太陽の光を浴びることで生きる活力やエネルギーが湧いてきます。
そんなわけで、この季節になると、私のまわりにも南の暖かいところに移動する人が増えてきます。特に時間やお金のある年金生活者やアクティブシニアは、南欧や南欧の島、タイなどに移動します。
ギリシャ、クレタ島
10月中旬に「北欧人のための、クレタ島ヘルシー&ハイキングの旅」に参加しました。ハイキングといっても、渓谷を訪ねるちょっと過酷なハイキングです。主催者のヘレン・シェリンさんは、ヘルシーフードを提唱した渓谷ハイキングツアーを企画している女性です。このツアーでは、ヘレンさんのヘルシーフードのセミナーが数回ありました。そのため、参加者はヘルシー志向の女性がメインです。
さて、このツアーで泊まったホテルは、Langley Resort Almirida Bayという北欧人専用のリゾートホテルです。客は全員北欧人ですが、ホテルスタッフもほぼ北欧人でスウェーデン語を話す人ばかりです。場所だけがクレタ島で、まるでスウェーデンにいる気分です。
ストックホルムからクレタ島への直行便がありますが、その乗客のほとんどがこのホテルに直行したようです。クレタ島の空港には大型バスが来ていて、満席状態でホテルへと向かいました。私が参加したツアーは15名ほどでしたが、他にもヨガツアーや渓谷トレッキングツアーがありました。ホテルが企画しているツアーもあり、個人参加の人もいたようです。
ギリシャを楽しむというより、暖かい太陽の下での時間をスウェーデン語の通じる世界で快適に過ごし、食事もスウェーデン人シェフた作った本国と代わり映えしない料理が安心なようです。ツアーは朝晩食事付きでしたが、スウェーデン人シェフなので、あまりギリシャっぽい料理ではありませんでした。私としましては、太陽の光だけでなく、もう少しギリシャ現地の文化に触れたい思いがありましたが、このようなツアーがアクティブシニア世代には人気のようです。
クレタ島での写真をいくつかアップします。
灼熱の太陽が照る南欧では、熱を逃がすために白い建物が主流です。
クレタ島は地中海に囲まれていますが、山もあり、海と山の景色を同時に堪能できます。
エメラルド色の海は透明度も高く遠浅で、海水浴をのんびりと楽しめます。
崖のすぐそばを歩く渓谷ハイキングはスリリングでした
渓谷ハイキングの途中でたどり着いた、エメラルドグリーンの海水浴場。
エメラルログリーンの海を臨むロウトロ/Loutro
エメラルログリーンの海を臨むロウトロ/Loutro
エメラルログリーンの海を臨むロウトロ/Loutro
美しいロウトロ/Loutroの景色を観光サイトからアップします。
出典 Cretatravel.com