冬の寒い中、デザインイベントが熱いスウェーデンです。2月6日から10日まで、北欧最大のデザインイベント、ストックホルムファニチャーフェアが開催されます。
ストックホルムファニチャーフェアといえば、北欧家具の最新デザインが発表されるイベントです。3月のミラノサローネの前哨戦という見方もあり、ここでの反応を見てミラノサローネに備えるデザイナーもいます。ミラノサローネに比べれば小規模でわかりやすいので、北欧デザインに特化したい方にはオススメです。
見どころをいくつかご紹介しましょう。
ゲスト・オブ・オーナー
国際的に活躍するデザイナーを招聘する今年のゲスト・オブ・オーナーは、イタリアのデザイン界を牽引するパオラ・ナヴォーネ/PAOLA NAVONEです。彼女のインスタレーションがエントランスを彩ります。
グリーンハウス
有名メーカーの新作も楽しみですが、いつも斬新なデザインが登場する新人デザイナーの登竜門グリーンハウス/Greenhouseは見逃せません。今年はどんな楽しいデザインが出展されるでしょうか。今年から展示会場がCホールになりました。
トレンド展示
会場の中ほどにレイアウトされるトレンド展示は、毎回の目玉展示となっています。今回は「 EN-AW 6082」という名称で、さまざまな素材を使ったモニュメント的な展示になります。近年はオンラインショップを利用するが増え、リアル店舗の役割が単にモノを売るだけにとどまらず、オンラインとは異なるアプローチが求められています。消費者が店舗に入った時に、オンラインでは得られない体感が重要になり、そのためのアートやインテリアが注目されています。そのようなトレンドを考慮し、木材、金属、ガラス、皮革など、基本的な素材をテーマにモニュメント的なオブジェクトで構成されたインスタレーションを行います。
デザインバー
会場の展示を見るのも楽しいですが、せっかくならこのイベントでしか味わえないデザインバーを利用してみてはいかがでしょうか。毎年気鋭デザイナーを採用したデザインバーが出展し、歩き回って疲れた訪問者を癒してくれます。
今年はストックホルムを拠点としたイタリア人デザイナーLuca Nichettoがデザインバーを担当します。
ストックホルム・デザインウィーク
この週は、ストックホルムメッサだけでなく、ストックホルムの街全体がデザインウィークとなり、さまざまなデザインイベントが繰り広げられます。デザインガイドは下記リンクからご覧いただけます。
入場チケットは下記リンクからお求めいただけます。2月6日から9日まではトレードフェアになりますが、最終日の10日は一般公開もしています。オンライン購入の方が会場でお求めになるより少しお得です。