日本の花といえば桜ですが、
スウェーデンの花といえば「ゼラニウム」かもしれません。
それほどゼラニウムを愛するスウェーデン人がたくさんいます。
特に春先になると、ガーデンやバルコニーや窓辺に花を飾りたくなり
窓辺に飾る花の人気ナンバーワンがゼラニウムです。
なぜなら、スウェーデン人が憧れるインテリアであるカール・ラーションの水彩画の
窓辺に飾られているのがゼラニウムだからです。
ゼラニウムを飾ることは、幸せの象徴でもあります。
毎年3月に開催されるガーデニングフェアの初日に
その年のゼラニウムが発表されます。
毎年その年のトレンドとなるゼラニウムを、
スウェーデンの花をプロモーションする協会Blomsterfrämjandetが発表します。
今年選ばれたゼラニウムは「ブロケードシリーズ」で
「ブロケード・サーモンナイト」と「ブロケード・チェリーナイト」です。
ブロケード・サーモンナイト
ブロケード・チェリーナイト
最近の傾向として、深い色の葉と、
ぎっしり花のつまったゼラニウムへの関心が高まっています。
そこで今回選ばれたゼラニウムは、
花の美しさだけでなく、葉の色にもこだわりがあります。
明るい緑のふちどりと黒味がかった葉は、ゼラニウムの花の色を引き立てます。
ブロケードシリーズは、装飾的な葉を持つゼラニウム種です。
太陽の光をたっぷり浴びると、葉の色味も増してきます。
ブロケード・サーモンナイトは、美しいサーモンピンクの色合いで
ぎっしりと花が咲いています。
夜に気温が下がると、花の色がより濃くなるのが特徴です。
ブロケード・チェリーナイトは、鮮やかなチェリー色の花です。
サーモンナイトと同じように、夜に気温が下がると
花の色が濃くなり、花と葉のコントラストが際立ちます。
そろそろ街中の花屋にも今年のゼラニウムが店先に並ぶころでしょうか。
両方の色を揃えて、窓辺に飾ってみたくなりますね。
室内に飾る場合は、なるべく明るく光の当たる場所がいいようです。
ゼラニウム画像の出典:Lina Arvidsson/Blomsterfrämjandet.se
下記の記事は、昨年選ばれたゼラニウムについて書いています。