スウェーデン人が愛してやまない花、ゼラニウム。
毎年今の時期にその年のゼラニウムの品種が発表されます。
本来は、この時期に開催される北欧ガーデニングフェアで発表されますが
昨年に引き続き、今年もキャンセルとなったため、オンラインでの発表となりました。
2021年のゼラニウムは「アストリッド」と呼ばれる品種です。
ピンクとアプリコットのさまざまなニュアンスの花が咲きます。
葉は幅の広い波状で、フレッシュなグリーンにチョコレート色のゾーンがあります。
見た目の華やかなゼラニウムで、育てるのも比較的簡単です。
「アストリッド」の花は、小さい立方体の花束のように咲きます。
花びらの縁はクリーミーな白で、ロマンチックなピンク色に続いて
深みのあるかすかなアプリコット色になります。
色は育てる場所によって異なり、たとえば、室内ではアプリコットの色合いが強く、
屋外ではピンクがかった色になります。
「アストリッド」の飾り方として、玄関ポット、バルコニーボックス、
または花壇に植えます。穏やかな天候の元、元気に育ちます。
霜が降りる夜には、室内や温室や、霜の降りない場所に置く必要があります。
スウェーデンではこの品種は「アストリッド」と言いますが
ヨーロッパのいくつかの国では
「ローズバッドアストリッド/Rosebud Astrid」と呼ばれ、
アメリカでは「ロザリー/Rosalie」いう名前で販売されています。
ゼラニウムは室内でも屋外でもどちらでも育てることができて
雨や多少の寒さにも耐え、夏の間もずっと花が咲きます。
来週くらいから花屋の店先に並びそうですので
さっそく買い求めてみたいと思います。
ゼラニウムが咲き始めると、ますます春を感じます。
ゼラニウムを室内に飾ると、北欧の幸せな家のイメージが高まりますね。