子どもたちのチャリティー「マイブロンマ/5月の花」

5月は「マイブロンマ/Majblomma/5月の花」の季節。

今年のマイブロンマは、

10-13歳の女の子3人がデザインした、

シマウマとトラをモチーフにした黄色と黒と白の動物柄。

無地の花が多いなか、ちょっと目を引くデザインです。

 

マイブロンマとは、赤い羽根共同募金のような

子どものためのチャリティー活動です。

募金用に販売されるアイテムは花型のピンブローチ。

毎年全国の子どもたちから花のデザインを募ります。

マイブロンマは子どもたちにとって楽しみなイベントで、

毎年たくさんのデザインが全国から寄せられます。

最終候補に残ったデザインはネット上に公開され、

一般投票を通してひとつのデザインが選ばれます。

その年限定デザインのブローチは、

コレクターの人気アイテムにもなっています。

 

昨年はコロナが蔓延して販売中止となってしまいました。

お披露目のチャンスを逃してしまった昨年のマイブロンマは、

12歳の女の子がデザインしたピンクの花びらと黄色の花芯でした。

今年のデザインとともに販売されます。

1907年に始まったマイブロンマは、

スウェーデンでいちばん大きな児童福祉チャリティー活動で、

すべての子どもたちが教育や医療施設、

行事参加などの恩恵を平等に受けられるよう

支援することを目的としています。

特に、経済的な理由で学校の行事に参加できなかったり、

休暇にどこにも行けない子どもたちを支援することに力を注ぎ、

すべての子どもたちが良い休暇を過ごせるように

願いを込めて活動しています。全国に650の組織があり、

各組織から地域の学校、学童、家族などのネットワークを通して、

子どもたちがマイブロンマの販売を担います。

通常は、子どもたちが近所の家を訪ねたり、

人だかりの多い場所で販売するのですが、

コロナ禍のため、

現在はオンライン販売がメインとなっています。

 

毎年発表されるマイブロンマは、

子どもたちだけでなく、大人たちにとっても楽しみです。

児童支援になり、コレクターアイテムにもなる

ステキなデザインのピンブローチは、

毎年たくさんの人が買い求めます。

昔に売られたマイブロンマはヴィンテージとして

オークションでの取引もあるそうです。

1907年から2019年までのマイブロンマのデザインはこちらです。

画像をクリックすると、大きくなります。

 

シルヴィア王妃がいちばんに

マイブロンマを購入するという恒例行事もあり、

マイブロンマの発表会にはメディアも大きな関心を寄せています。

マイブロンマは、下記のウェブサイトからお買い求めいただけます。

マイブロンマ(たぶんスウェーデン国内に限ると思います)

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