Formexで注目された、廃材木で作られた携帯カバー

先週は、フル稼働の北欧インテリアフェアFormexが

ストックホルムメッサで開催されました。

初日のプレス朝食から始まり、

新人ブースであるデザインタレント賞の発表、

今回から新しく始まったサステナブル賞の発表などがありました。

 

今回注目を浴びたのは、デザインタレント賞を受賞し

サステナブル賞にもノミネートされた

Bark Sweden という、廃材木で作られた木製携帯カバーです。

Bark Swedenは、フリーダとリチャード夫妻によって

コロナ禍である2020年に設立されました。

リチャードは、燃やしてしまうしか処分方法がない

廃材木として残された木の使い道を考えていました。

父親が木材加工工場を持っていることもあり、

そんな廃材木から携帯カバーを作り出すことを考えました。

廃材木は、都市部の公園や森林管理から残されたものや

森林の生態系を保つため、皆伐を行う代わりに、

木を間引くことで緩やかに伐採しているPlockhuggetからも調達しています。

木の種類は、白樺、ニレ、トネリコ、桜など

その時に出てきた廃材木によります。

木片から完成品まで、

製造プロセスの全てが工場内で行われます。

加工技術はBark Swedenが開発したもので

ただいま特許出願中だそうです。

それぞれの携帯カバーは木材の表面がそのまま生かされ

ひとつとして同じ色合いや柄はありません。

手にも馴染み、環境にもいい携帯カバー、

毎日使う携帯に、温かみを与えてくれそうですね。

 

このブランドは、デザインタレントのブースに出展していて

そのブースに行ったところ、日本のマーケティングリサーチの方と

お会いすることができました。

その方は、Bark Swedenのことを

デザインタレント賞を受賞する前から注目していて

今後、日本からクラファンをやりたいとのことでした。

日本に紹介される日も近いようです。

Bark Sweden

 

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