一昨年、昨年とキャンセルになってしまった
この季節のデザインイベントが、一気に巻き返しています。
1月は北欧インテリア雑貨フェアFormex、
2月は実に3年ぶりとなるストックホルム・ファニチャーフェア、
3月は北欧アンティークフェアです。
Formexでの注目は、今年から始まるサステナブルデザイン賞です。
美しいデザインも大切ですが、やはり環境によいデザインがこれから求められるもの。
今回はベストデザインが発表されます。
2月のファニチャーフェア。昨年の9月に開催という話もありましたが、
やはり時期を待って本格的に開催されることになりました。
3年ぶりに開催される北欧最大級のデザインイベント。
今回のメインとなるのはスウェーデンのデザイナーたちです。
エントランスホールを飾るゲスト・オブ・オーナーは、
自然をモチーフにした独特なデザインが有名な気鋭デザインデュオFrontです。
そして80-90年代に活躍したレジェンド建築家兼デザイナー、
ヨナス・ボリーンが返り咲きます。
ファッションとインテリア業界で活躍していたクリスティン・イングリドドッテルとともに、
素晴らしいという意味を持つ「Underbar」というデザインバーを仕掛けます。
「Underbar」はヨナス・ボリーンがデザインした新しいクリエーションが初めて展示され、
ここで使われた素材はすべて再利用されるそうです。
「Now or never/今しかない – 1 kg CO2e」 というテーマの展示では、
家具は気候にどのような影響を与えるのかを課題に、
さまざまな素材が環境に与える影響と、
私たちの選択がどのような違いを生むかについて、
環境に配慮したデザインが得意なスウェーデンのデザイナーたちが集います。
昨年のオンラインイベントではなかなか思いが伝わってこなくて、
ほとんどご紹介することができませんでしたが、
今回はリアルに体験できるので、
いろいろとご紹介できるのではと思います。
引きこもっていた分、リアルイベントの有り難みを実感します。
このところのスウェーデンデザインの注目は、環境を配慮していることです。
SDGs先進国として、いかに環境に配慮した
よいデザインを作ることができるかが大きな課題です。
著名デザイナーや新人デザイナーたちが
どんなデザインに挑戦しているのか見ものですね。