今回のファニチャーフェアの印象は
元気をもらえるポップカラーの展示が目についたことです。
3年ぶりで「再会」の意味もあった今回のフェアでは
久しぶりに再会した人たちも多かったことでしょう。
実は私は家具そのものよりも、各企業のブースのレイアウトを見るのが好きです。
色使いやスタイリングがとても目の保養になります。
企業ごとにブースを見てみましょう。
今回いちばん目を引いたオフィス家具のOFFECCT。
赤、黄色、緑といった原色を思い切り使っていました。
1949年創業のフローリング専門BOLON。
ビニール織りのフローリングを発明したことで有名になりました。
3世代目の姉妹が2003年に企業を継いでから
斬新なマーケティング手法が注目される企業へと成長しました。
スウェーデンのあちこちでBOLON社のフロアが使われています。
ホールCの入り口に設置されたショッキングピンクのブースが
行く人々の目を惹いていました。
1945年創業のスウェーデン家具の老舗LAMMHULTS。
青い壁とポップカラーの家具が、遠くからも目に留まります。
北欧家具の海外展開を視野に入れて始まったHEM。
2016年にHEMを立ち上げたのは
Form us with loveという人気デザイングループから独立したPetrus Palmér。
HEMはスウェーデンに本社を持ち
北欧やヨーロッパの有名なデザイナーやメーカーと協力し
独自性の高い家具を世界に発信しているプラットホームです。
ショールームは、ストックホルムの他に
ニューヨークとロサンジェルスにもあります。
アメリカに発信している北欧家具といえますね。
ホールCの入り口に出展していたDavid Design。
1907年創業の無垢材の家具を製造しているSTOLAB。
家具の神様と言われたマルムステンの椅子Lilla Ålandや
その椅子を製造する際の廃材を使った
アップサイクリングなスツールLilla Snålandがあります。
ミッドセンチュリーの家具システムString。
今回は、ストリングポケットというミニシステムの
さまざまなカラーを提案していました。
フィンランド系のブランドをいくつか。
スウェーデンデザインデュオTAFの新作照明を発表したArtek。
紙糸からインスピレーションを得て商品を展開するWOODNOTES。
日本 x 北欧のジャパンディなインテリアのNIKARI。
街中のあちこちのショールームが楽しめる
ストックホルムデザインウィークに展示されている家具
今回は新人ブースのグリーンハウスも広く展開していました。
サステナブルをテーマにした展示が多く、目を楽しませてくれました。