
年が明けた真冬の1月と2月のスウェーデンは、デザインイベントが目白押しとなります。
毎年のデザインの幕開けとも言える、1月に開催されるFormex、
今年のテーマは「光、暮らし、そして憧れ/Light, Life and Longing」でした。
今年は雪が積もり、今までにない寒い冬が続いていますが
そんな中、春を感じる明るい色彩でワクワクさせてくれるイベントです。
とはいえ、今回は出展者がますます減り、英語での情報も少なく
より国内向けのイベントになっているように思います。
去年出展していた企業は今年はいない、というところもあり、
出展企業が限定されてきた印象です。
そしてとても目についたのは、ライセンスの数々です。
中でも、スティグ・リンドベリとムーミンを使ったグッズがますます増えていました。
こちらは、リンドベリのパッケージに力を入れているTehuset Javaのブースです。
今年はリンドベリの幻と言われるりんご柄のPallのパッケージが登場していました。




1963から1964年にしか製造されなかったPallは、なかなか手に入らない貴重なヴィンテージ。
パッケージとして気軽に見られるのは嬉しいかもしれません。
紅茶のお味は、パッケージに合わせたアップルドリームです。

南スウェーデンのカルマールチョコレートでも
リンドベリとムーミンのパッケージのチョコレートを発表していました。
大きなムーミン人形も印象に残りました。




そしてもうひとつ、ムーミンとリンドベリの商品があったのは
インテリア雑貨のプルート/Plutoprodukter。
ショッピングバッグやキャンドルなど、かわいいグッズがありました。




Formexで私が好きなのは、素敵にアレンジされた各ブースの展示です。
今回のトレンドカラーが優しい色合いだからか、ノルディックソフトな心地のよい色合いの展示が多くありました。






今年のテーマである「光、暮らし、そして憧れ」を3つのカテゴリーに分け
それぞれのトレンドカラーも発表されました。
ラッキースター、ブルームーン、サンライズサンセットです。
トレンドカラーは毎回発表されますが、色の組み合わせの絶妙さにいつも感動しています。
北欧の強みは、このような色のセレクトと、その組み合わせに尽きます。



もう20年以上もお付き合いのある同世代のBengt & Lottaのブース。
彼らは今でも現役で活躍しています。



今回ちょっと驚いたのが、日本でライセンス展開をしているmoz。
mozといえばヘラジカのロゴが有名で、ホームインテリア系の商品がメインなのですが
今回はなんと、バッグを発表していました。
しかもちょっとしゃれたバッグで、別のブランドかと思ったほどです。
mozのスウェーデンでの新しい動き、ちょっと楽しみですね。





Formexでは、トレンドハンターが会場を見せてまわるツアーがあり
とても参考になるため毎回参加しています。
今回はサステナブルツアーで、会場に展示されているおすすめのサステナブルを回ってきました。
中でも気になったのは、オーガニックでリサイクルな生活雑貨を手作りしているowaster。
製品も包装はせず、紐で結ばれた紙のラベルのみというこだわりも素敵です。





最後に、1月15日はチューリップの日ということもあり、
カラフルなチューリップも飾られていました。
スウェーデンでは、バラよりもチューリップをよく見かけます。
カラフルなチューリップは、バレンタインデーには赤いチューリップ、
イースターには黄色いチューリップなど、色ごとに季節感を表しています。
カラフルなチューリップは、気分を盛り上げたい時はいつでも。
花屋だけでなく、スーパーでも気軽に買えるチューリップは、国民的な花かもしれません。



さて今回のFormexの印象としては
だんだんと規模が小さくなってくるイベントで
この時期、パリやフランクフルトでもインテリアフェアを開催しており
そちらに出展する人が増えているのかもしれません。
このままだとFormexの今後がちょっと心配です。
もっとテーマをはっきりさせるとか、方向性を変える方がいいのかもしれませんね。
1月末に開催されたフードフェアは、ものすごい盛況でした。
今はインテリアよりも食べ物の時代なのかもしれません。
会場で見たものを少しだけ紹介します。











