日本で暮らしていたころは、クリスマスといえば、
クリスマスイブと当日を楽しむイベントと思っていました。
スウェーデンに暮らしてからは、
12月25日の1ヶ月前の日曜日からが、クリスマスの始まりとなりました。
クリスマス当日までに、待ち侘びる楽しみがいろいろとあります。
クリスマスの準備を始めるのが、1ヶ月前の日曜日のアドベント初日です。
この日になって、キャンドルや窓辺の星など、デコレーションを飾り始めます。
花屋の店頭にはアマリリスの鉢植えやクリスマスリース、
ヤドリギなどのクリスマスグッズが並びます。
アドベントカレンダーは12月1日から24日までのポケットがあり
その中にキャンディーやチョコレートを入れて飾られ
毎日ひとつずついただきます。
最近はアドベントチョコレートや紅茶やコーヒーもあり
毎日いただくのが楽しみになります。
Designtorgetでは人気のアドベントカレンダーを販売しています。
11月に入ると、毎日暗い時間が長くなってきますが、
そんな日々に心を癒してくれるのが
クリスマスイルミネーションです。
ストックホルム市内では
今年も11月中旬からあちこちでクリスマスイルミネーションが点灯されます。
クリスマスといえばサンタクロースですが
スウェーデンのサンタクロースは「ユールトムテ」と言います。
HoHoHoと笑う大柄で赤い服を着たサンタクロースとはかなり異なり、
北欧の妖精と言われるトロールの姿をしていて
とんがり帽をかぶり、地味な服を身にまとっています。
ユールトムテは、田舎の家のまわりに暮らしながら、人々を守っています。
ユールトムテにはこんなストーリーがあります。
ユールトムテは
農場や人々の家の近くで暮らしています。
とはいっても、姿を現すことはありません。
人々がトムテに敬意を払い親切にすれば、
トムテも人々を事故や災害から守ってくれます。
しかしもしトムテを無視したら、
いたずらをし返されてしまいます。
クリスマスの前夜、人々はトムテのために
家の外に温かい食べ物を置いておきます。
翌日食べ物がなくなっていたら、
それはトムテがやってきて食べたのです。
そして、次の年はいい年になると言われています。
他にもスウェーデンのクリスマスのお話しはいろいろとあります。
今年の12月21日に東品川の女性のためのシェアオフィスにて
北欧クリスマスのお話しと、
クリスマスフィーカのケータリングをお楽しみいただけます。
お申し込みはこちらから。