こだわりの肉料理、AGレストラン&バーがオープン

ロルフスショーク(Rolfs Kök)のオーナーが買い取って新規オープンしたAGレストラン&バー。タパスがメインのスタンディングバーと、本格的なインターナショナル/スウェーデン料理を堪能できるレストランがあります。こだわりは肉ということで、入り口にいきなり肉の塊がぶらさがっています。スウェーデンでは肉というと赤みくらいしか見当たらないレストランが多い中、脂身やタンなど肉を余すところなく使うというこだわりがあるそうです。「オーガニックの肉にこだわるより、肉を余すことなく使う方がよっぽどオーガニック」とオーナー。まさしくその通りですね。日本では肉も魚も余すことなくいただく努力をしますが、それは食べ物になってくれている動物に対する感謝の気持ちでもあります。ロルフスショークでとろけるように柔らかく仕上げられたオックスのホホ肉をいただいたことがあり、感動した経験があります。そんなオーナーが作るお料理だったら味は確かですね。あまり肉は食べないのですが、美味しくお料理されたものだったらたまにはいいかな。

AGに使われている家具はすべてヨナス・ボリーン(Jonas Bohlin)のデザインです。ファニチャーフェアで発表された新作の椅子Vildaがレストラン内にずらっと並んでいます。80年代に一世風靡したヨナス・ボリーンは2005年ごろには一時仕事を抑えていましたが、ここ数年のファニチャーフェアでは少しずつ新作を発表しています。新しいデザイナーが次々と誕生する中、彼の存在は別格です。マイペースで仕事をしているようですが、彼の作品は独特で人々を惹き付けます。温もりの感じられるクラシックなタイプの椅子Vildaは、今年150年周年を迎えたこだわりの家具製造企業gemlaから発表されました。

ところで、最近のストックホルムには美味しくておしゃれなレストランが増えていますが、なにしろ外食は高いので、なかなか行けません。たまには奮発して行かなければと思っています。食べることが好きな仲間で月1回くらいでレストラン巡りを企画しようかな。

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