ついに、やっと、待ちに待ったFormexがストックホルム見本市で開催されました!
今年の1月には開催が予定され、チケットも販売されたのですが、
オミクロンの蔓延で直前になってキャンセルとなりました。
コロナ禍の間はデジタルでの開催で、臨場感が感じられず、
新作もほとんど見ることもありませんでした。
久しぶりに会場で見る実物は、やっぱりワクワクしますね。
今回のテーマは「After Before Together」。
やっと再会できた喜びを表現しています。
エントランスに飾られたインスピレーション展示を担当したBang Universeは
20年にわたって舞台美術を手がけた
Theresia Svanholmが2020年に始めたデザインスタジオ。
会場はまるで舞台のような華やかさの中に再会の喜びが表現されていました。
再会したことで、以前に戻ったかのようですが、やはりどこか違います。
未来への希望と不安が入り乱れていて、そんな状況を表現してます。
舞台美術の専門だったスタイリストなので
舞台のような異次元の世界を作り出していましたが
そんな中でも光り物ばかりの派手さにはなりすぎず
パステルカラーなどの落ち着いた色合いを使っているのが
北欧ならではの表現ですね。
トイレにはピンク色のペンで落書きをしていいとのことで
最終日までに落書きが増えていそうですね。
また、今回から新しい北欧デザイン賞として
Formex Sustainability Award/サステイナブル賞が始まります。
コロナ前から、Formexではサステイナブルが課題になり、
毎回のテーマにもなってきました。
サステイナブルをテーマにする出展者も増え、
環境に対する人々の関心がますます高まっています。
そこで、Formex が世界から注目されるプラットフォームになることを目指し
出展企業やデザイナーが賞を競うコンペティションを開始します。
審査員によって推薦された候補者らは、メディアや PR などで公開され、
次回のFormexでの特別出展ができます。
今回出展している企業やデザイナーが応募できるので
サステイナブルな商品を展示していた日本企業にも声をかけてみたいと思います。