
今年の秋も北欧インテリアフェアFormexに行ってきました。
今年の春は行きそびれたので、その分ちょっと期待がありました。
しかも今年はFormex65周年で、ちょっとした特別企画もありました。
全体テーマは「Things We Love」。
好きなものへの情熱や、自分ならではの表現が会場全体を包み、
パーソナリティとサステナビリティを重ね合わせた展示が多く見られました。
個性と情熱が交差する場所 ― トレンドテーマは「Eclektic Maximalism」
トレンドを提案するエントランス展示、
今年のテーマは、多様性を楽しむ個性派インテリア「エクレクティック・マキシマリズム 」です。
ファッションデザイナーのマックスジェニー・フォルスルンドと、
Formexのエントランスを何度も手がけている
トレンドアナリストのヤン・ルンドグレンによる初のコラボレーションです。
今回が初のコラボレーションながら、2人はすぐに共通のデザイン言語を見出し、
躍動感にあふれた世界を創り出しました。
異なる時代やスタイル、素材を自由に組み合わせ、
自分らしさを最大限に表現するインテリアトレンドです。
色も形も“好き”を遠慮なく楽しむ──そんな豊かな暮らし方を提案しています。
ファッション、インテリア、そして未来のデザインがひとつに溶け合う、
色彩豊かでビジョナリーな空間体験が表現されました。
マキシマリズムというだけあって、カラフルが爆発してました。








紙とテキスタイルに宿るスウェーデンの美 ― Formex 65周年特別展示
今年65周年を迎えたFormexでは、スウェーデンデザインの原点ともいえる
「パターンと色彩」に焦点を当てた特別展示が行われました。
「Tapetgalleriet」では、約10社の壁紙ブランドが参加し、
全長150メートルにわたる“壁紙の回廊”が登場。
紙とテキスタイルに息づくスウェーデン独自のプリントアートの伝統を祝福する、
まさに色と模様の祭典を堪能しました。

回廊の終点には、「Tapetlunden(壁紙の森)」
と名付けられたインスタレーションが広がります。
ここでは、ストックホルムの〈Handtryckta Tapeter Långholmen〉と
イタリア人デザイナー、ベネデッタ・クリッパによる
コラボレーション作品が展示されました。
伝統的な手刷りの技法に現代的なデザイン感覚を融合させた、新しい試みです。
天井から浮かぶように吊られた壁紙のインスタレーションは、
まるで模様の森の中に入り込んだよう。
訪れる人々は、座って休みながら、手仕事の美しさやデザインの歴史、
そして未来へのつながりを感じ取ることができました。

新人デザイナー発掘のエリア「デザインタレント」
セレクトされた新人デザイナーブースの「デザインタレント」も見どころがたくさんありました。
今回のテーマのように、マキシマリズムなカラフルな色合いが多かったようです。








早くも並ぶ北欧クリスマスグッズ
この季節では、クリスマスグッズがたくさん出展されます。
アドベントカレンダーやお馴染みのクリスマスグッズなど、
早々とクリスマス気分を味わいました。








これからの季節に飾りたいフェルトの花
今回、私がいちばん気になった展示は、フェルトの花です。
フェルトで花を作ることで、温かみが加わります。
これから寒くなってくる季節のインテリアとして、飾ってみたくなりますね。




夏休み明けで、リフレッシュした人々がパワーアップして出展するこのイベント。
今年もたくさんの元気をいただきました。